カタメニア Catamenia | |
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出身地 |
フィンランド オウル州 北ポフヤンマー県 オウル |
ジャンル |
メロディックブラックメタル メロディックデスメタル シンフォニックブラックメタル |
活動期間 | 1995年 - |
レーベル |
マサカー・レコード スピリチュアル・ビースト |
公式サイト | www.catamenia.net |
メンバー | |
旧メンバー |
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カタメニア(Catamenia)は、フィンランドのメロディックブラックメタルバンドである。デビュー当時から一貫してマサカー・レコードと契約している。キーボーディストが在籍していた時期は、シンフォニックブラックメタルとされる場合もあった。
8thアルバムまでは、ジャケットに、毎回狼の絵が描かれており、このバンドの特徴であったが、9thアルバム『Cavalcade』では、ジャケットに狼の絵が描かれなかった。その次にリリースされたセルフカバーコンピレーション・アルバム『The Rewritten Chapters』で狼の絵が復活した。
1995年に、ミカ・テニング (Vo)とリク・ホピアコスキー (Lead G)の2名を中心に結成。2枚のデモをリリースした後、2枚目のデモ『Winds』がきっかけとなって、マサカー・レコードと契約。この時のメンバーは、ミカ・テニング (Vo)、リク・ホピアコスキー (Lead G)、サンポ・ウッコラ (Rhythm G)、ティモ・レヘティネン (B)、トニ・テルヴォ (Ds)、ヘイディ・リイヒネン (Key)であった。
1998年に、1stアルバム『Halls of Frozen North』をリリースし、デビューする。翌1999年に2ndアルバム『Morning Crimson』をリリース。その後、サンポ・ウッコラとトニ・テルヴォが脱退し、アリ・ニッシラ (Rhythm G)とシル・ルッティネン (Ds)が加入した。
2000年に、3rdアルバム『Eternal Winter's Prophecy』リリースするも、シル・ルッティネンとヘイディ・リイヒネンが脱退したため、キーボードは、リク・ホピアコスキーが兼任した。ヤンネ・クスミンをセッションドラマーとして、2002年に4thアルバム『Eskhata』をリリース。リリース後、空席だったドラマー、キーボーディストとして、ヴェイッコ・ユミスコ (Ds)、テロ・ネヴァラ (Key)が加入した。2003年に5thアルバム『Chaos Born』をリリース。リリース後、オリジナルメンバーのミカ・テニングとティモ・レヘティネンが脱退し、オッリ=ユッカ・ムストネン (Vo)とミッコ・ヘポ=オヤ (B)が加入。
2005年に6th『Winternight Tragedies』をリリース。同アルバムは、スピリチュアル・ビーストからリリースされ、日本デビューを果たした。ミッコ・ヘポ=オヤが脱退し、トニ・カンサノヤ (B)を迎えて、2006年に『Location: COLD』をリリース。リリース後、カリ・ヴァハクオプス (Clean Vo)が加入。この後、ポーランドで行われたライブ映像をおさめたDVD『Bringing the Cold to Poland』がリリースされている。
その後、ヴェイッコ・ユミスコ、テロ・ネヴァラ、オッリ=ユッカ・ムストネンが脱退したが、メンバー補充はミッコ・ネヴァンラハティ (Ds)のみで、ボーカルは、アリ・ニッシラが兼任し、キーボーディストは補充されなかった。
この布陣で、2008年に8thアルバム『VIII - The Time Unchained』をリリースした。その後、2010年3月に9thアルバム『Cavalcade』をリリース。9thアルバムでは、ブラックメタルの要素が希薄になり、メロディックデスメタルへの接近を見せた。また、このアルバムからクリーンヴォーカリストのカリ・ヴァハクオプスがリズムギターを兼任するようになる。また、今までリズムギターを担当していたアリ・ニッシラはボーカルに専念することとなった。ただし、この9thアルバムにおいては、アリ・ニッシラ及びカリ・ヴァハクオプス両名ともギターを担当していることがクレジットされており、タイトルトラックの『Cavalcade』のPVでもアリ・ニッシラ、カリ・ヴァハクオプスともにギターを弾いている。
しかし、同年10月にリク・ホピアコスキーを除く、アリ・ニッシラ、トニ・カンサノヤ、ミッコ・ネヴァンラハティ、カリ・ヴァハクオプスの4名が脱退した。これに伴い、ミッコ・ヘポオヤ (B, Back Vo)が再加入し、ミッコ・ヘポオヤとアルティメイタムで同僚のサウリ・ヤウヒアイネン (G)、トニ・クヴィック (Ds, Clean Vo)が加入した。その後、ミッコ・ヘポ=オヤ、サウリ・ヤウヒアイネン、トニ・クヴィックの3名は2011年6月に3人そろってアルティメイタムを脱退し、カタメニアに専念することになった。また、ボーカリストには、オーディションを経て、All Againstで活動しているユハ=マッティ・ペルットゥネンが加入した。2011年5月には、Silent Threnodyで活動するキーボーディストのユッシ・サウヴォラ (Key)が加入。2006年に脱退した、テロ・ネヴァラ以来、およそ5年ぶりにキーボーディストがバンドに加わった。
2012年4月、新編成でセルフカバーコンピレーション・アルバム『The Rewritten Chapters』をリリース。2014年10月に、Tokyo Dark Fest 2014のヘッドライナーとして初来日[1]。東京と大阪でライヴを行った[1]。
9枚のフルアルバムを発表しているベテランバンドであるが、前述の略歴から分かるように、メンバーの入れ替えが激しく、1stアルバム発表時のメンバーで現在カタメニアに残っているのは、リードギタリストのリク・ホピアコスキーのみである。また、1stアルバムと2ndアルバム及び、8thアルバムと9thアルバムは同じメンバーで作成されたが、それ以外のアルバムでは、アルバムごとにメンバーが異なる。
バンド名のCatameniaは、『月経』を表す英単語(ただし、普通はmenstruationを用いる)であるが、バンド名はこれに由来していない。
オリジナルメンバーのリク・ホピアコスキーが2007年にインタビューで語ったところによると、1stアルバム『Halls of Frozen North』のレコーディング後、バンド初期からのファンの一人に、Catameniaの意味が月経であると指摘を受けるまで、Catameniaが月経を意味する英単語であることをメンバーの誰一人知らなかったとのこと[2]。これを知ったバンドはバンド名の変更を望んだものの、既に1stアルバム『Halls of Frozen North』のプレス及びリリース後であったため、変更するには遅すぎた[2]。そのため、バンドはこのバンド名で活動を続けることを決めたという[2]。
バンド名についてリーダーのリク・ホピアコスキーは、「俺達は何らかの意図をもってこのバンド名を付けたわけじゃない。ただ、その響きが良かったんだ」と語っている[2]。
ちなみに、Catameniaは、鳥類の名前にも使われており、フウキンチョウ科のタネワリ属の英名がCatameniaである。