カーチス 18

Curtiss 18 T

カーチス 18(Curtiss 18 T Wasp、または Kirkham)は、アメリカ海軍向けにカーチスが製作した複座三葉の戦闘機である。アメリカ海軍から2機の注文を受け、1号機(T-1 ワスプ)は1918年5月7日に初飛行した[1]

第1次世界大戦の終結により大量生産は行われなかったが、戦後も競技機として使用された[1]。1918年8月19日には262 km/hの世界速度記録を、1919年9月には30,400フィートの世界高度記録を達成している[1]。第1次大戦機の三葉機としては最高の性能をもっていた。

2号機(T-2 ホーネット)は、前型機よりエンジンを50馬力増強し、5度の後退角をつけた翼に変更され、全長は5ft延長され翼巾は9ft広げられた。T-2は海軍のパイロットで争われた1922年のカーチス・マーリン・トロフィー・レースに出場したが、サンディ・サンダーソンの操縦した機体はゴール寸前に燃料切れとなり優勝を逸した。

スペック (T-1)

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出典: Virtual Aircraft Museum and Aerofiles

諸元

  • 乗員: 2
  • 全長: 7.11 m (23 ft 4 in)
  • 全高:
  • 翼幅: 9.70 m(31 ft 10 in)
  • 翼面積: 26.76m2 (288.04 ft2
  • 空虚重量: 485 kg (1069 lb)
  • 運用時重量: 2,907 kg (6,409 lb)
  • 最大離陸重量: 1,833 kg (3,049 lb)
  • 動力: 液冷V12気筒レシプロエンジン 、261 kW (350 hp) × 1

性能

  • 最大速度: 262 km/h 163 mph
  • 実用上昇限度: 10,640 m (34,908 ft)


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脚注

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出典

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  1. ^ a b c 『最新版 世界の軍用機図鑑』コスミック出版、2022年1月24日、88頁。ISBN 978-4-7747-4067-6 

外部リンク

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