スタンディング・カーフ・レイズ(英語: standing calf raise)は、ウエイトトレーニングの基本的種目の1つ。ウエイトをかけた状態で足首を屈伸させて爪先立ちになることを繰り返すことで主に腓腹筋の筋力・筋量を増加させるトレーニングである。ヒラメ筋にも多少の負荷がかかる。爪先立ちになった足を牛の蹄行に見立てたところが語源である。
最大限にストレッチさせるためには適度な段差があることが望ましい。爪先を外側に向けて行うと腓腹筋内側、内側に向けて行うと腓腹筋外側への負荷が増す。片足で行うと負荷が強い。踵を上げたところで数秒間耐えるのも効果的である。
行なうときは特に入念にウォームアップすること。下腿三頭筋はアキレス腱に繋がっているため、いきなり大きな負荷をかけるとアキレス腱を損傷・断裂することがある。
トレーニング負荷を強くしたいときにはダンベルなどを持ってウエイトを大きくする他に、台などの上に爪先だけ乗せるという手段がある。この場合はアキレス腱のストレッチング効果も得ることができる。