カール・ルドルフ・ゾーン Karl Rudolf Sohn | |
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自画像 | |
生誕 |
1845年7月21日 プロイセン王国 デュッセルドルフ |
死没 |
1908年8月29日 ドイツ帝国 プロイセン王国 デュッセルドルフ |
カール・ルドルフ・ゾーン(Karl Friedrich Rudolf Sohn、1845年7月21日 - 1908年8月29日)はドイツの画家である。主に肖像画を描いた。
デュッセルドルフで生まれた。父親はデュッセルドルフ美術アカデミーの教授を務めた画家のカール・フェルディナンド・ゾーン(1805-1867)で、いとこで義理の兄に画家のヴィルヘルム・ゾーン(Johann Wilhelm August Sohn:1829-1899)がいる。高校を出た後、カールスルーエの工科大学で工学を学んだ。1866年に卒業した後、エンジニアにはならずデュッセルドルフに戻り、晩年の父親のもとで美術を学んだ。父親の没した後の1867年にデュッセルドルフ美術アカデミーに入学し、歴史画をカール・ミューラー(Carl Müller:1818-1893)に学び、人物画をユリウス・レーティング(Julius Amatus Roeting:1822-1896)に学んだ。1870年に普仏戦争が始まると、軍に志願するが予備役となった。その後義理の兄のヴィルヘルム・ゾーンとスタジオを開いて肖像画家として働いた。
1877年に画家、アルフレート・レーテル(Alfred Rethel)の娘で、音楽や美術の才能に恵まれていることで有名だった女性、エルゼ(Elisabeth Sohn-Rethel:1853-1933)と結婚した。
肖像画家として国際的な評価を受けるようになり、1882年から1886年の間はイギリスのヴィクトリア女王に招かれ、女王の家族やお気に入りの従者ジョン・ブラウンの肖像画を描かせた。
息子のアルフレート・ゾーン=レーテル(Alfred Sohn-Rethel:1875-1958)やオットー・ヴィルヘルム・ゾーン=レーテル(Otto Wilhelm Sohn-Rethel:1877–1949)、カール・ゾーン=レーテル(Karli Sohn-Rethel:1882-1966)も画家になった。