ガイ・ストックウェル Guy Stockwell | |
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1961年のテレビドラマAdventures in Paradiseより(右端) | |
本名 | Guy Harry Stockwell |
生年月日 | 1933年11月16日 |
没年月日 | 2002年2月6日(68歳没) |
出生地 |
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死没地 |
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職業 | 俳優 |
活動期間 | 1946年 - 1990年 |
著名な家族 |
ハリー・ストックウェル(父) ディーン・ストックウェル(弟) |
ガイ・ストックウェル(Guy Harry Stockwell、1933年11月16日 - 2002年2月6日)は、アメリカ合衆国の俳優。身長183センチ。
ニューヨーク出身。父親は俳優のハリー・ストックウェル、母親は女優・歌手のニーナ・オリヴェット[1]、弟は個性派俳優のディーン・ストックウェルである。主にB級映画やテレビドラマを中心に出演した。
俳優としての特徴
弟のディーン・ストックウェルは子役俳優として売れていたが、兄である彼は成人後に俳優を志した。『コンバット!』や『ボナンザ』等の数多のテレビ・シリーズにゲスト出演したが、映画俳優としては鳴かず飛ばずだった。
1960年代の初頭からスペインで西部劇が製作される様になると、ハリウッド俳優もこぞって海を渡った。彼も「ゾロ西部劇」と呼ばれるイタリアとスペイン合作の『ゾロの三本の剣』(1962年/未ソフト化)に主役として起用されるが、共演者はイタリアとスペインの混成だった。監督は初期のマカロニ・ウエスタンの代表作であるリチャード・ハリスン主演の『赤い砂の決闘』(1963年)を手掛けたリカルド・ブラスコだった。
1960年代半ばからはハリウッドのユニヴァーサル映画、フランクリン・J・シャフナー監督の『大将軍』(1965年)に抜擢され、この起用にはチャールトン・ヘストンの推薦もあったと言われる。その後もユニヴァーサル映画のアーサー・ヒラー監督作品『トブルク戦線』(1966年)ではロック・ハドスンとジョージ・ペパードの二大スターの主演だったが、二重スパイ役として印象を残し、同年のデーヴィッド・ローウェル・リッチ監督の西部劇『シャイアン砦』、アンソニー・フランシオサ主演の戦争物『魚雷特急』(1968年)の大役に起用され、往年の名作をリメイクした『ボー・ジェスト』(1966年)では主役を演じたが、ダグ・マクルーアやテリー・サヴァラス、レスリー・ニールセンと言った実力派俳優の前では、その個性は霞んでしまった。
映画スターとしてのピークは1960年代末までで、以後は主に数多くのテレビ・シリーズのゲスト出演や低予算映画に出演したが、チャールトン・ヘストン主演の『エアポート75』(1974年)と言った大作の端役にも起用された。
晩年は作品に恵まれなかったが、アレハンドロ・ホドロフスキー監督のメキシコとイタリアの合作映画『サンタ・サングレ』(1989年)等にも出演している。映画スターとしては短期間ながらも花咲いたが、弟のディーンの息の長い活動とは対照的な俳優人生だった。