ガヴァメント・イシュー Government Issue | |
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ウイルソン・センターにて(1980年) | |
基本情報 | |
別名 | G.I. |
出身地 | アメリカ合衆国 ワシントンD.C. |
ジャンル | ハードコア・パンク |
活動期間 | 1980年 - 1989年 |
レーベル | ディスコード |
共同作業者 | マイナー・スレット、ライツ・オブ・スプリング、ジョーボックス、バーニング・エアラインズ |
メンバー | ジョン・スタブ |
ガヴァメント・イシュー(Government Issue)は、アメリカのハードコア・パンクバンド。1980年にワシントンD.C.にて結成。そのキャリアを通してメンバーは流動的であり、結成から解散まで在籍したオリジナルメンバーはヴォーカリストのジョン・スタブのみである。ワシントンD.C.のハードコア・シーン黎明期のバンドでありながら、後年にヘヴィメタル、サイケデリック・ロック、ニュー・ウェイヴなどの要素を織り交ぜた音楽性を展開し、後続のバンドに影響を与えた。
パンクバンドThe Stabb解散後、1980年にボーカルのジョン・シュローダー(John Schroeder)が名前をジョン・スタブ(John Stabb)名義に変え[1][2]、スタブとドラマーのマーク・アルバースタットがギタリストにジョン・バリー、ベーシストにブライアン・ゲイを誘いガヴァメント・イシューを立ち上げる。12月に初公演。2度目の公演は警察によって中断された[3]。1981年9月にデビューEP『Legless Bull』をディスコード・レコードよりリリース。ベーシストのゲイが大学進学のため脱退し、マイナー・スレットのブライアン・ベイカーが加入。ギタリストのバリーもその後脱退し、ベイカーがギターを担当。トム・ライルがベーシストとして加入。
1982年に2ndEP『Make an Effort』をリリースし、ベイカーがマイナー・スレットに復帰。ライルがギターを担当し、ベーシストとしてミッチ・パーカーが加入。1983年に1stアルバム『Boycott Stabb』をリリース。ロブ・モスが一時的にベーシストを担当し、ギタリストにマイク・フェローズが加入し1984年に2ndアルバム『Joyride』をリリース。フェローズはライツ・オブ・スプリングに加入し、ジョン・レオナードがギタリストとして加入、1985年に3rdアルバム『The Fun Just Never Ends』、EP『Give Us Stabb or Give Us Death』、ライヴ・アルバム『Live on Mystic』をリリース。
4thアルバム『Government Issue』レコーディング中にアルバースタットとレオナードが脱退、新ドラマーにショーン・セイリー、新ベーシストに元マイナー・スレットのスティーヴ・ハンスゲンが加入しアルバムを完成。スタブはよりメロディアスな音楽性を模索した。セイリーとハンスゲンはまもなく脱退し、J.ロビンスとピーター・モフェットが加入。1987年に5thアルバム『You』、1988年にラストアルバム『Crush』をリリースし、1989年に解散した。
ギタリストのライルは1992年にソロアルバム『Sanctuary』をリリース。J.ロビンスはジョーボックスを結成し、モフェットはウールに加入、二人は後にバーニング・エアラインズを結成した。スタブはワシントンD.C.エリアのバンドに参加し2000年にザ・ファクトリー・インシデントを結成。
2007年7月17日、スタブは自宅近くで5人の男から暴行の被害に遭い、口腔外科で手術を受ける[4]。手術費用と奪われた金銭を賄うため9月23日にスタブ・ベイカー、ライルの3人とドラマー、ウィリアム・ナップの4人で「Government Re-Issue」の名で再結成慈善コンサートが開かれた[5]。
2010年12月11日にワシントンD.C.で2度目の再結成公演。売上金はローカルDJが立ち上げた医療基金に寄付された。2014年4月11日にも再結成し、ワシントンD.C.で開かれたダメージド・シティ・フェスティバルに参加し演奏を行った。