キオン | |||||||||||||||||||||
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キオン Senecio nemorensis
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Senecio nemorensis L.[1] |
キオン(黄苑[2]、学名:Senecio nemorensis L.[1])、キク科キオン属に分類される多年草[3]。別名が、ヒゴオミナエシ[2][4]。種小名の「nemorensis」は、「森林生の」を意味する[4][5]。名前の似ているシオン(紫苑)とは同科別属。和名は、紫苑に対して、花が黄色であることに由来する[4]。
ユーラシア大陸のヨーロッパ、シベリア、中国、朝鮮半島から日本にかけての温帯域に生育する[6]。基準標本は、ドイツとシベリアのもの[5]。
日本では、北海道、本州、四国、九州に分布する[3]。山地から亜高山帯にかけてのやや日当たりのよい草地に生育する[2][5]。
地下茎は短く、茎の高さ50–100 cm[6]。散房状花序に多数の小さく鮮やかな黄色の花をつける[6]。頭花は直径約2 cm花、10個前後の管状花とその周囲の5個の舌状花からなる[4]。 花期は8–9月[5]。葉は互生し、縁には不揃いの鋸歯があり[6]、分裂しない[2]。
同属のハンゴンソウに似るが、ハンゴンソウは葉が三裂することで判別できる。