キンチャクダイ | ||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ![]() | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Chaetodontoplus septentrionalis (Temminck&Schlegel, 1844) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
blue-striped angelfish |
キンチャクダイ (学名:Chaetodontoplus septentrionalis)は、キンチャクダイ科の海水魚の一種[2]。北西太平洋の沿岸部に分布する。
1844年にコンラート・ヤコブ・テミンクとヘルマン・シュレーゲルによって、長崎をタイプ産地として記載された。種小名は「北」を意味し、近縁種より北方に分布することに由来する[3]。
全長は最大22cm[4][5]。成魚と幼魚で体色が大きく異なる[5][6]。幼魚は全身が黒く、胸鰭を通る位置に太い黄色の帯が入り、体上部後縁と尾鰭は黄色い[5][6]。成魚は全身が黄色から暗い橙色で、7-8本の明るい水色の縦縞が入る[6]。頭部には不規則な網目模様があるが、個体差が大きい[6]。鰓蓋縁には鋭い棘を持つ[5][6]。
ベトナムから南日本や韓国にかけての北西太平洋に分布する[4][5][6][7]。水深5-20mのサンゴ礁や岩場に生息する[4]。単独または少数の群れを作り、カイメンやホヤなどの付着生物を捕食する[4][5][6]。雌性先熟の雌雄同体である[7]。繁殖期は8-10月であり、オスは鰭を広げてメスにアピールする[5][6][8]。
食用にはされず、観賞魚としてアクアリウムで飼育される[1]。飼育下で繁殖することがある。