『ギャラクシーエンジェル』(Galaxy Angel)は、ブロッコリーによるキャラクターメディアミックス企画「Project G.A.」による一連の作品群である。元々はゲームの企画であったが、アニメ、コミック、ライトノベル、キャラクターグッズ等が展開された。
2005年より、続編である『ギャラクシーエンジェルII』が展開された。
- 企画・原作:ブロッコリー
- 総監修:水野良
- キャラクター原案:かなん
- メカニックデザイン:高倉武史・企画デザイン工房戦船(2004年4月セタ(現:アルゼマーケティングジャパン)に吸収、同社の映像コンテンツ事業本部となる)
- 執筆:水野良、柘植めぐみ、土井佐智子、野尻抱介
- 水野版、柘植版、土井版は原作系。野尻版はアニメ版に準拠(ムック「ギャラクシーエンジェルレシピブック」に収録)。
- 第1期
- 富士見書房刊『月刊ドラゴンジュニア』及び同誌を継承した『月刊ドラゴンエイジ』で連載。単行本は当初、角川書店・角川コミックス・ドラゴンJr.レーベルで全5巻が刊行され、後にフレックスコミックス発行・ソフトバンククリエイティブ発売のコミデジコミックスレーベルで新装版全5巻が発売された。
- 2007年11月よりウェブコミック誌『FlexComixブラッド』で再掲載されている。
- 第2期(ギャラクシーエンジェル2nd)
- ジャイブ刊『月刊コミックラッシュ』連載。タイトルは「2nd」であるが、内容は第1期から基本的にそのまま続いている。単行本は同社のCR COMICSレーベルより全3巻。なお、続編『ギャラクシーエンジェルII』の漫画化作品は『ギャラクシーエンジェル3rd』の表題で『コミデジ+』連載である(詳細はIIの項目を参照)。
はるか昔。突如襲った時空震(クロノクェイク)により、人類は宇宙への進出手段を喪った。
約200年後。惑星トランスバールの衛星軌道上に現れた「白き月」は、この惑星に住む人類に「恩恵(ギフト)」を授け、再び宇宙に向かう道を与えた。以後400年にわたり、トランスバールはその版図を広げ、128の惑星を治める「トランスバール皇国」へと発展していった。
トランスバール歴412年。突如現れた大艦隊は瞬く間に首都惑星トランスバールを陥し、皇王ジェラールら皇族を弑逆した。艦隊を率いていたのは、その5年前、ジェラールによって皇国から放逐されていた皇子エオニアだった。
そんな中、辺境駐留艦隊にあってクーデターの報を知った青年将校タクト・マイヤーズの前に、5機の戦闘機が出現した。「ムーンエンジェル隊」と名乗る彼女らは、白き月に滞在していたためエオニアの粛清を逃れた皇子シヴァを守るようにとの、かつての恩師のメッセージを、タクトの許に携えてきたのだった。タクトは、白き月よりもたらされる先史文明「EDEN」の技術遺産「ロストテクノロジー」の粋を集めて建造された宇宙戦闘機「紋章機」を操る5人の少女と共に、戦乱の嵐に立ち向かっていく。
- ムーンエンジェル隊
- ミルフィーユ・桜葉(さくらば)、蘭花(ランファ)・フランボワーズ、ミント・ブラマンシュ、フォルテ・シュトーレン、ヴァニラ・H(アッシュ)の5人のメンバーで構成される。月の巫女に属する部隊であり、本来は白き月のシャトヤーンを守るために組織された女性だけの戦闘部隊だが、白き月がトランスバール軍に占領され直轄地になったために、月の巫女は近衛軍に組み込まれムーンエンジェル隊も軍所属になった[1]。
- そのために、本編が始まるまではロストテクノロジーの発見・調査・保安などの雑用を任されていた[2]。
- 最大の特徴は紋章機と呼ばれるロストテクノロジーの大型戦闘機を操縦できる特性を持つことである。エンジェル隊の採用条件はまず紋章機を操縦できることであり、そのために性格や出自はさほど重要視されない[3]。
- GALAXY ANGEL Moonlit Loversでは、新たに烏丸(からすま)ちとせがエンジェル隊のメンバーとなる。
- そのメンバーは一般には公開されておらず、敵のスパイであったヴァインもエンジェル隊のメンバーがわからなかった。
- 彼女たち以外にも歴代のエンジェル隊が、存在したらしい[4]。
- なお、エンジェル隊のメンバーの声を当てている新谷良子、田村ゆかり、沢城みゆき、山口眞弓、かないみか、後藤沙緒里(途中より参加)の声優のユニットも同じくエンジェル隊と呼んでいる。
- トランスバール皇国
- 全128星系を統べる巨大銀河皇国。首都星は惑星トランスバール。トランスバール皇王を頂点とした帝国制あるいは封建制の国家[5]。その建国目的は時空震によって滅んだ銀河ネットワークの再構築によって人類の絆を取り戻すことであるとされる[6]。廃皇子エオニアの反乱によって、当時の皇王を含め政治中枢にいた者がほとんど殺されてしまうが、反乱の終結後に復興。現在の統治者は女皇シヴァが勤め民主化を押し進めている。
- 紋章機
- 表向きにはロストテクノロジーを大量に含んだ単座式の大型戦闘機とされる、ムーンエンジェル隊専用の乗機。パイロットの脳を量子コンピューターに見立てて操縦するシステムを採用しているために、適正をもった人間で無ければ操縦できない。通常は儀礼艦エルシオールに艦載されている。
- ロストテクノロジー
- 時空震によるEDEN文明崩壊によって失われたとされる、科学技術のこと。白き月の巫女たちはこれを研究し、実用化することで天恵(ギフト)として一般にこの技術を与えている。現在の社会の基盤はほとんど天恵で支えられているために民衆は白き月を神聖視している。
- そもそも、紋章機やエルシオールもロストテクノロジーの産物であり、未だにブラックボックスとなっている部分も多い。
- アニメ版ではドラえもんの道具のような単に理解不能な不条理な道具として描かれている。
- エルシオール
- 本編において主人公タクト・マイヤーズが指揮する戦闘艦にして、エンジェル隊の母艦。本来は白き月シャトヤーンの儀礼艦であり、そのために豪華客船並みの施設を持つ。単なる戦闘艦に留まらず、作中では主人公たちの生活の舞台でありここで恋愛を含む数々の日常ドラマが繰り広げられる。
- EDEN(エデン)
- かって全銀河に巨大なネットワークを築いていたと伝えられる先文明。600年前に時空震により崩壊したとされる。
- ロストテクノロジーはこの時代のものであり、魔法としか思えないような科学技術が発展していた。
- 時空震(クロノ・クェイク)
- 約600年前にEDEN文明を衰退させた大災害。宇宙船や人工惑星はほぼすべて壊滅したのに惑星上の人類だけは無事だったという。自然災害だと思われ、惑星上のプレートによる起こる地震の宇宙版であるというのが定説とされてきた[7]。
- これにより銀河各地の惑星は大きく文明が後退しトランスバール皇国が誕生するまで暗黒時代と呼ばれた、ギャラクシーエンジェルの世界の根幹にも関わる人類の歴史において後の方向性を決定付けた最大の事件であると言える。
- 白き月
- 400年前に惑星トランスバール軌道上に現れたとされる人工天体。時空震により文明が崩壊し、中世レベルまでに文明が衰退していたトランスバールの人々に月の聖母シャトヤーンが天恵(ギフト)を提供。これによりトランスバールは飛躍的に再興し新たな人類文明の中心地となる。
- そのため白き月は平和の象徴として神聖視され、月の聖母シャトヤーンは民衆からは敬愛と崇拝の対象になっている。
- 白き月では月の巫女と呼ばれる研究員が日夜ロストテクノロジーを研究し、一般化に励んでいる。この白き月自体がロストテクノロジーでありそれに関する様々な機器や施設が封印されている。
- またトランスバール皇国最大の観光地であり、内部には都市や基地なども設置され多くの人々が住んでいる[8]。
- 月の巫女
- 白き月で働く技術者の集団。皇国では聖職であり、ロストテクノロジーの発見・探求・管理・活用を行っている特殊部隊。研究者や開発要員、保安要員などが存在。白き月でロストテクノロジーを研究しギフトとして与える研究員がほとんど。エンジェル隊は保安要員。
- 船員が月の巫女だけで運用されるエルシオールの乗員の2割が男性であるために、どうやら月の巫女は女性である必要はないようである。
- 黒き月
- エオニアが発見した巨大なロストテクノロジー、人工天体。白き月の関係者では自己増殖を繰り返す自動機械、人類にあだなす星として伝えられ長年恐れられきた。無人艦隊を建造する自動生産プラントを持ち、惑星を一撃で壊滅させる砲撃を行える。これによりエオニアはトランスバール皇国に対してクーデターを行った。
- ヴァル・ファスク
- 『GALAXY ANGEL Moonlit Lovers』から登場するEDEN文明に敵対するとみなされてきた種族。その外見は全身に独特の紋様があること以外は人類に酷似している。しかし人類よりはるかに長い寿命を持ち、生身で多数の機械を同時に操るなど人類には無い能力を持つ。
- 人類に対して自らの種族が上位であることを自負しており、またヴァル・ファスクでは心などといったものは重要視せず、むしろ劣ったものとされるという独特の考えを持つ。
- ヴァル・ファスクは彼らの自称であり、その意味は不明とされる。
- ギャラクシーエンジェル
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- 月刊ドラゴンジュニア(富士見書房)2001年5月号 - 2003年4月号(2001年12月号、2002年2月号、7月号休載)
- 月刊ドラゴンエイジ(富士見書房)2003年5月号(創刊号) - 2004年6月号まで連載(2003年7月号休載)。全34話。
- ギャラクシーエンジェル2nd
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- ギャラクシーエンジェル番外編
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- ギャラクシーエンジェル天使図鑑
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- 隔月刊コミック・デ・ジ・キャラットvol.1(2004年10月発行) - vol.7(2005年10月発行)。
- ※番外編、天使図鑑はコミック「ギャラクシーエンジェル2nd第2.5巻 天使図鑑」に収録。
- GAみち
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- フロムゲーマーズ2000年10月号 - 2009年4月号。全90話
- 画集「KANAN」に第1 - 23回、「KANAN2」に第24 - 35回を収録。
- またコミック「ギャラクシーエンジェル2nd」の第3巻と第2.5巻の初回限定生産セットに付属の特製ブックレットに第1 - 53回、特別編1本を収録)
- 極紅行進曲
- 吹屋フロ
- 隔月刊コミック・デ・ジ・キャラットvol.1 - vol.7連載。
- ちとせ召しませ
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- 身裂き著
- 隔月刊コミック・デ・ジ・キャラットvol.1 - vol.7、隔月コミデジvol.1連載。
- ちとせが行く!
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- 身裂き著
- 隔月コミデジvol.1 - vol.14連載。
突如現れた廃太子エオニア率いるクーデター軍から皇族最後の生き残りシヴァ皇子を守り落ち延びたエルシオールとムーンエンジェル隊。
彼女達の指揮を任された辺境艦隊司令タクト・マイヤーズは、大きな戦乱の渦にその身を投じていく事となる。
- オープニングテーマ「Eternal Love 〜光の天使より〜」
- 歌:飯島真理、作詞:森ユキ、作曲・編曲:坂本裕介
- エンディングテーマ「天使たちの休息」
- 歌:飯島真理、作詞・作曲:飯島真理、編曲:坂本裕介
GALAXY ANGEL Moonlit Lovers
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エオニアと「黒き月」との戦いから半年。皇国の英雄となったエンジェル隊とその司令官タクト。
彼の傍らには最愛の女性がいた。
そして、トランスバール皇国も戦いの傷跡から徐々に復興しつつある頃、忍び寄る古の敵「ヴァル・ファスク」。
先文明「EDEN」と戦いを繰り広げた外敵の襲来という新たな危機に、タクトは愛する人と手を取り合い立ち向かう。
- オープニングテーマ「Eternal Love 2003」
- 歌:飯島真理、作詞:森ユキ、作曲・編曲:坂本裕介
- エンディングテーマ「天使たちの休息」
- 歌:飯島真理、作詞・作曲:飯島真理、編曲:坂本裕介
- 「YOU GET A CHANCE!」
- 歌:ミルフィーユ・桜葉(新谷良子)、作詞:森ユキ、作曲・編曲:坂本裕介
- 「Fortune♡Love 〜運命の女神はアタシの味方〜」
- 歌:蘭花・フランボワーズ(田村ゆかり)、作詞:森ユキ、作曲・編曲:坂本裕介
- 「in my heart」
- 歌:ミント・ブラマンシュ(沢城みゆき)、作詞:森ユキ、作曲・編曲:坂本裕介
- 「弾dan・丸gan・ビートbeat!」
- 歌:フォルテ・シュトーレン(山口眞弓)、作詞:森ユキ、作曲・編曲:坂本裕介
- 「Like a Dolphin」
- 歌:ヴァニラ・H(かないみか)、作詞:森ユキ、作曲・編曲:坂本裕介
- 「花いろ日記」
- 歌:烏丸ちとせ(後藤沙緒里)、作詞:森ユキ、作曲・編曲:坂本裕介
- 「Eternal Love 〜光の天使より〜 エンジェル隊Version」
- (歌:エンジェル隊、作詞:森ユキ、作曲・編曲:坂本裕介
アルバム『GALAXY ANGEL ボーカルアルバム Eternal Songs』に全曲収録。
GALAXY ANGEL Eternal Lovers
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「ヴァル・ファスク」の尖兵ネフューリアを退け、再び訪れた平和。
しかし、いまだ見えぬ「ヴァル・ファスク」の全容。誰もが不安を抱く日々。
それでも、この平和は束の間のものであってほしくない―。人々の思いは一つであった。
そして訪れる運命の時。麗しき姉弟によってもたらされたことは、先文明「EDEN」の存続と、「ヴァル・ファスク」の強大さ。そして600年前の真実。
今、トランスバールと「EDEN」、そしてこの銀河を真の平和に導く為の戦いは、ついに最終局面を迎える。
宇宙に滅びの光輝く時、神々しき大天使の翼が現れる―。
- オープニングテーマ「Angelic Symphony」
- 歌:佐藤裕美、作詞・作曲:上松範康(Elements Garden)、編曲:藤間仁(Elements Garden)
- エンディングテーマ(PC)「Eternal Love 2004」
- 歌:佐藤裕美、作詞:森ユキ、作曲・編曲:坂本裕介
- エンディングテーマ(PS2)「終わりなきPrelude」
- 歌:佐藤裕美、作詞・作曲:上松範康(Elements Garden)、編曲:藤田淳平(Elements Garden)
ギャラクシーエンジェルのミニゲーム集。内容はミニゲームをクリアしていくオリジナルストーリーの『くるくる・クールクリムゾン』がある。なお、ミニゲームのポイントをためていくと、ごほうびでギャラクシーエンジェルの壁紙を手に入れることが出来る。Windows 98/98SE/Me/2000/XP専用。
とある任務の休憩中、エンジェル隊とタクトは出撃命令がなくクジラルームで遊んでいた。
初めは休日を満喫していたタクトだったが、ある一定の時間が経つと同じ時間まで戻ることに気づくことになる。
それは任務で破壊することになっている「クリムゾンGM075」という星が原因だとわかるが、タクト以外その事実を気づいていない。
はたして、タクトは終らない時間を解放出来るのだろうか。
『くるくる・クールクリムゾン』中に出てくるミニゲーム。一度本編をクリアするとシングルプレイでできるようになる。レベルは5段階になっている。
- ゴチャゴチャGAアルバム
- 間違い探しゲーム。GA本編に出てきたイベントCGを使う。レベルが高くなるにつれ間違い数が増え、妨害も増える。
- 発掘!ロストテクノロジー
- お絵かきロジックゲーム。レベルが高くなるにつれ図形が複雑になる。
- シューティングスター
- 紋章機を使ったシューティングゲーム。レベルが高くなると敵の攻撃が激しくなる。
- 神経・高速衰弱
- 相手と同時に神経衰弱を行う。レベルが高くなると正確性が高くなる。
- ハード・ラック・エンジェル
- ブラックジャック。細かい変更点はない。
- 白熱!エンジェル・レース
- 紋章機を使い、色々なアイテムを駆使し相手よりも早く進むレースゲーム。レベルが高くなると面が複雑になる。
- 歌留多(かるた)撫子決定戦
- 相手を妨害しながらカードを多くとるカルタゲーム。レベルが高くなると正確性が高くなる。なお、カルタの内容はGA本編で出てきた台詞。
- フィーバー・エンジェル
- スロットゲーム。レベルが高くなるとスピードが上がる。
- ホワイト・ブラック
- オセロゲームの改良版。盤面が正方形ではなく色々な形になっており、レベルが高くなると盤面が複雑になる。
- クラッシュ・ファイター
- パソコンのようなモニターのウィンドを消していくゲーム。レベルが高くなるにつれスピードが上がる。ウィンドの数が多くなるとフリーズと言う形でゲームオーバーとなる。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- iOS / Android用アプリゲーム。複数のロボットアニメが共演するクロスオーバー作品。2019年1月に本作とのコラボイベントが開催され、エンジェル隊の5人が登場した。ミルフィーユのみボイス付き。
- アニメ第1期をベースにしているが、紋章機の設定などはゲーム版のものとなっている。
期 |
放送期間 |
話数
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第1期 |
2001年4月7日 - 9月29日 |
全24話+未放送2話
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第2期 |
2002年2月3日 - 3月31日 |
全9回・全18話+未放送1話
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第3期 |
2002年10月6日 - 2003年3月30日 |
全26回・全51話+未放送2話
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第3期SP |
2003年12月25日 |
全1回・全2話
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第4期 |
2004年7月7日 - 9月30日 |
全13回・全26話
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2001年から2004年にかけて全4期が制作された。制作会社はマッドハウス。
原作系が本来、恋愛要素もコメディもなく、ハードでシリアスな展開を目的に企画されたのに対し、アニメ版は単発の様々な話を制作するところから始まって徐々にコメディ要素が増えていき、後に「空前絶後のギャグアニメ」と評される[10]までになっている。原作と異なる内容になったのは、アニメ版第1期の制作立ち上げに当たって、1話当たりの時間が正味10分というフォーマットでは原作の分厚くシリアスな設定の再現は困難と判断された事による。この結果、本作品はタイトルと主要登場人物が共通でありながら、ゲーム版など原作系諸作品とアニメ版ではストーリーや登場人物の性格・プロフィールなどが大きく異なるものとなった。
ノーマッド、ウォルコットなどアニメ版のキャラクターは設定や版権などの問題により原作には登場しない。しかしながら、角川書店から出版されている原作コミック第1巻及びギャラクシーエンジェルパロディ大行進などには、ウォルコットやノーマッドが描かれている。コミックの作画を担当したかなんは、ノーマッドをコミックで活躍させたいと考え、ブロッコリーの里見哲朗に事前に相談している[11]。しかし、里見からウォルコットやノーマッドの著作権はマッドハウスが保持していると指摘されたため、登場人物として描くことを断念した[11]。そのため、コミックにて描く場合は登場人物としてではなく単なるぬいぐるみとして描くなど、マッドハウス側から感情を導入しない等の制約の下で描いている[11]。
なお、主題歌も原作(ゲーム)とアニメ版では異なり、原作では飯島真理、佐藤裕美などのアニメソング歌手が、アニメ版ではエンジェル隊(後述)が主に担当している。
設定上、アニメ版はゲーム版の半年前の物語ということになっているが[12]、両者の間で設定が異なっている場合がある。以下はその例。
- 物語開始時点におけるミルフィーユと蘭花の関係
- 原作系(水野版小説)では士官学校の同期。アニメ版(第1期#1)では蘭花は既にエンジェル隊隊員で、ミルフィーユはウェイトレスだったため、二人は面識がなかった。
- ミルフィーユの紋章機「ラッキースター」の竣工時期
- 原作系ではプロトタイプとして最初にロールアウト。アニメ版では第1期#9にて最新鋭機として登場[13]。
- エンジェル隊の総称
- 原作系は「ムーンエンジェル隊」、アニメ版では「ギャラクシーエンジェル隊」である。ただし、原作系ゲームでも一度だけ「ギャラクシーエンジェル」と呼ばれた事がある。
2005年3月16日 - 22日、紀伊國屋サザンシアター(東京都新宿区)で上演された。出演者はゲーム・アニメ版の声優とは異なる(烏丸ちとせ役は同キャラクターの声優である後藤沙緒里が担当する予定だったが、急病で参加できなくなったため、G.G.F.のメンバーである中山恵里奈が担当することになった)。
また、2005年12月7日 - 11日に銀座博品館劇場にて「ギャラクシーエンジェル Re-MIX」として再公演が行われた。新たなゲストとして、横山智佐が出演。
以下、初回公演のみ出演
以下、Re-MIXのみ出演
- ギャラクシーエンジェル情報バラエティ番組
- 2004年4月4日24:30、アニマックスで放送開始
- 2004年5月13日27:00、テレビ大阪で放送開始(→2004年6月で終了)
- GATV
- 2004年4月4日 - 2005年3月27日。毎週日曜日24:30 - 25:00に放送(全50回)
- 前半パートにアニメ『ギャラクシーエンジェル』(第1期の再放送)、後半パートに「GATV」が放送された。
- 番組進行:新谷良子(ミルフィーユ・桜葉役)、後藤沙緒里(烏丸ちとせ役)
- アキハバラ情報局 with GATV
- 2005年4月3日 - 2005年9月25日、毎週日曜日25:00 - 25:30に放送(全23回)
- 第1・2回のみ隔週放送(4月3日・4月17日)、5月より毎週放送となっている。
- 前半パートに「アキハバラ情報局」、後半パートに「GATV」が放送された。
- 番組進行:新谷良子(ミルフィーユ・桜葉役)、後藤沙緒里(烏丸ちとせ役)
- アキハバラ情報局 with GATV II
- 2005年10月2日 - 2006年3月26日、毎週日曜日25:00 - 25:30に放送
- 前半パートに「アキハバラ情報局」、後半パートに「GATV II」が放送されている。
- 番組進行:新谷良子(ミルフィーユ・桜葉役)、稲村優奈(アプリコット・桜葉役)
- ぴたぴたエンジェル♪
- 放送局:ラジオ大阪、文化放送他
- 放送期間:2002年4月 - 2002年10月
- パーソナリティ:田村ゆかり、新谷良子
- ぴたぴたエンジェル♪A
- 放送局:ラジオ大阪、文化放送他
- 放送期間:2002年10月 - 2003年3月
- パーソナリティ:田村ゆかり、新谷良子
- G.A.だにょ
- 放送局:ラジオ大阪、文化放送他
- 放送期間:2003年4月 - 2003年9月
- パーソナリティ:田村ゆかり、真田アサミ、新谷良子
- エンジェルLOVE
- 放送局:ラジオ大阪、文化放送、BEAT☆Net Radio!(インターネットラジオ)他
- 放送期間:2003年10月 - 2005年3月
- パーソナリティ:田村ゆかり、新谷良子、後藤沙緒里
アニメ版『ギャラクシーエンジェル』関連のCDについてはギャラクシーエンジェル (アニメ)、『ギャラクシーエンジェルII』関連のCDについてはギャラクシーエンジェルIIを参照。
- 主題歌
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- Eternal Love 〜光の天使より〜(2002年9月24日、VICL-35428)
- Eternal Love 2003(2003年6月27日、BRDF-3009)
- Angelic Symphony/Eternal Love 2004(2004年6月25日、BRDF-3031)
- 終わりなきprelude(2004年11月26日、BRDF-3038)
- ドラマCD
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- オリジナルドラマCD ギャラクシーエンジェル 〜飛び込んできたTWIN・STAR〜(2002年7月20日、GCFC-029)
- オリジナルドラマCD GALAXY ANGEL GAME EDITION(2002年11月1日、BRDR-1004)
- ギャラクシーエンジェルドラマCD『Angel Scramble Junction』(2004年9月24日、BRCF-3036)
- キャラクターソング等
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- ぷちこ&ミント ミニアルバム Twin Hearts(2002年2月9日、GCFC-025)
- 、BRoccoli The Live 〜デ・ジ・キャラット&エンジェル隊コンサート〜 in 横浜アリーナ エンジェル隊EDITION(2003年1月23日、BRCA-1011)
- ミルフィーユのうた(2003年2月14日、BRDA-1013)
- GALAXY ANGEL ボーカルアルバム Eternal Songs(2003年3月21日、BRCA-1014)
- GALAXY ANGEL GAME MUSIC(2003年4月17日、BRCA-1018)
- GALAXY ANGEL キャラクターファイル
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- GALAXY ANGEL X'mas CD
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- GALAXY ANGEL X'mas CD 2003 ANGEL X'mas(2003年11月14日、BRCA-1028)
- GALAXY ANGEL X'mas CD 2004 MIRACLE X'MAS(2004年11月21日、BRCA-1045)
- ギャラクシーエンジェル キャラクターファイルセレクション ANGEL CHARGE(2004年2月25日、BRCF-3020)
- GALAXY ANGEL Duet
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- ギャラクシーエンジェル 毎月CD
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- ミュージカル ギャラクシーエンジェル(2005年7月22日、BRCF-3053)
- GALAXY ANGEL Duetアルバム『ANGEL SHAKE』(2005年8月26日、BRCF-3054)
- ミルフィーユ THE BEST「トラ☆トラ☆ミルフィーユ」(2005年9月23日、BRCA-1060)
- GALAXY ANGELII & I デュエットCD
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- Eternal Love大全集
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- Eternal Love大全集(愛)(2005年9月29日、BRCA-1065)
- Eternal Love大全集(永)(2008年11月26日、BRCA-1091)
- GALAXY ANGEL II 絶対領域の扉 デラックス版特典CD「ANGELIC DISC」(2006年6月22日、GCFC-075)
- GALAXY ANGELII & I デュエットアルバム ANGEL CALL(2006年8月25日、BRCF-3074)
- ブロッコリーウィンターソングセレクション Sweet Winter(2007年11月23日、BRCA-1082)
- ギャラクシーエンジェルベスト(2009年3月25日、QECB-1002)
ブロッコリーの米国関連会社であるBroccoli International USAの書籍部門であるBroccoli Booksより英訳版が出版されている。
- GALAXY ANGEL(Windows,Xbox,PlayStation 2版)
- PC 超限定版 ミルフィーユパック(CD-ROM版)
- PC 超限定版 ミントパック(CD-ROM版)
- PC 限定版(CD-ROM版)
- PC 通常版(DVD-ROM版)
- XBOX
- PS2
- PS2 Broccoli Best Quality(廉価版)
- GALAXY ANGEL Moonlit Lovers(Windows,PlayStation 2版)
- PC プレミアムパック(CD-ROM版)(DVD-ROM版)
- PC スペシャルパック(CD-ROM版)(DVD-ROM版)
- PC スタンダードパック(CD-ROM版)(DVD-ROM版)
- PS2 ファーストパッケージ
- PS2 セカンドパッケージ
- PS2 Broccoli Best Quality(廉価版)
- GALAXY ANGEL Eternal Lovers(Windows,PlayStation 2版)
- PC スペシャルパッケージ(CD-ROM版、DVD-ROM版)
- PC 通常版(DVD-ROM版)
- PS2 スペシャルパッケージ
- PS2 スタンダードパッケージ
- PS2 3本セット エターナルパッケージ(無印、Moonlit Lovers、Eternal Loversの3本を同梱したパッケージ)
- PS2 4本セット アニメ化記念る〜んBOX(上記3本に加え、ギャラクシーエンジェルII 絶対領域の扉を同梱したパッケージ)
- ギャラクシーエンジェル 盛りだくさん天使のフルコースおかわり自由(ゲームボーイアドバンス版)
- GALAXY ANGEL EX(Windows)
- アクセサリBOX
- コンプリートBOX
- 限定版
- 通常版
- デスクトップアクセサリー(Windows)
ブロッコリーのパチンコ初参入となる。ストーリーはゲームベースだが、アニメ版の映像も使われる。
- ^ 小説『ギャラクシーエンジェル 1』。
- ^ 小説「ギャラクシーエンジェルEX」でその活動が描かれている
- ^ ミントやヴァニラは民間の出身。フォルテは軍曹だったが紋章機の操縦適正が認められたために中尉に引き上げられエンジェル隊の隊長となった。
- ^ 『GALAXY ANGEL II 永劫回帰の刻』デラックスパック特典「Encyclopedia GalaxyAngel」。
- ^ 「超解!ギャラクシーエンジェル」のスペシャルインタビューにおいて水野良が発言。貴族が軍事力を持たずに統一された皇国軍がある意味では帝国制だが、貴族が領地を持っているという意味では封建制とのこと。
- ^ 「なるほどGA講座 なるほど12」。
- ^ 「なるほどGA講座 なるほど11」。
- ^ 小説『ギャラクシーエンジェルEX』。
- ^ 『アニメスタイル 001』スタイル、2012年8月3日発行、86頁。ISBN 978-4-89610-396-0。
- ^ a b c ブロッコリー原作、水野良総監修、かなんコミック・キャラクター原案『ギャラクシーエンジェル』2巻、角川書店、2002年、172頁。
- ^ 『G.A.あにまにあ』ジャイブ、2004年7月9日初版発行、38頁。ISBN 4-902314-66-5。
- ^ そのため、アニメ第1期#4と#6ではミルフィーユは他のメンバーの紋章機に乗って任務地に移動していた。