クリアライト Clearlight | |
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出身地 | フランス |
ジャンル | プログレッシブ・ロック |
活動期間 | 1973年 - |
レーベル | ヴァージン、Isadora、Celluloid |
公式サイト | www.clearlight888music.com |
メンバー | シリル・ヴェルドー ほか |
クリアライト (Clearlight)は、1970年代からあるフランスのプログレッシブ・ロック・バンドだが、著名な作品はイギリスでプロデュースされ、イギリスの大手レコード会社からリリースされた。
プログレッシブ・ロックというジャンルはバンドを全体的に捉えれば適切であるが、サイケデリック・ミュージック、ジャム・バンドのような音楽、シンフォニック・ロック、スペース・ロック、フュージョン、ニューエイジ・ミュージックなど、他のジャンルを掘り下げたものともいえる。
クリアライトは、ピアニストであり作曲家のシリル・ヴェルドーが、他のミュージシャンを迎えることによって構成されている。通常は作曲などに関わらないゲスト参加者ばかりだが、数回の例外もあった。ベーシストのジョエル・デュグルノー[1]が仮想・副リーダーとなり2曲で作曲も担当したセカンド・アルバム『フォーエヴァー・ブロイング・バブルズ』のように。またアルバム『ヴィジョンズ』では、ディディエ・マレルブ(元ゴング)とディディエ・ロックウッド(元マグマ、元ザオ)をソリストとして迎えた。
1970年代半ばから後半にかけてバンドは、ジャック・リラン(Jacques Reland、現在はロンドン・メトロポリタン大学の講師にして、Global Policy Instituteの欧州研究責任者)にマネージメントされていた。レンヌ生まれのマネージャーは、バンドの最初の4枚のアルバムの交渉を担当した。
クリアライトはほとんどライブでの演奏を行っていない。1975年、ヴァージンはゴングのツアーをサポートする形で『フォーエヴァー・ブロイング・バブルズ』バンドを送り出したが、ヴェルドーがイギリスに移住しないことを決定した後、このバンドはすぐに破綻することとなった。そしてレーベルとの関係も終わりを遂げた。1978年4月には、パリのオランピアで新しいバンドが発表された。これは『ヴィジョンズ』をプロモーションするためのパフォーマンスを目的としたものだったが、プロモーターに関心がもたれることはなかった。1980年代には、ヴェルドーが自分自身の名前でリリースしたアルバムが集中したため、クリアライト名義でのリリースはされなくなったが、ヴェルドーに加えクリスチャン・ブーレとティム・ブレイクをフィーチャーした1988年のエレクトロニック・ミュージック・フェスティバルにおける一回限りのパフォーマンスはその限りではなかった。1990年代になると、ヴェルドーはクリアライトの名前で再び録音を開始した。
彼の最新リリース、2014年のアルバム『Impressionist Symphony』では、『クリアライト・シンフォニー』に登場した3人のゴング・メンバー(スティーヴ・ヒレッジ、ディディエ・マレルブ、ティム・ブレイク)全員を再び迎えている。
ヴェルドーとドン・ファルコンは、スピリッツ・バーニング&クリアライト(Spirits Burning&Clearlight)の連名でコラボレーションを行っている。 2012年のリリースは『Healthy Music In Large Doses』と題され、2016年のリリースは『The Roadmap In Your Head』と題されている。