クリンダドロメウス

クリンダドロメウス
生息年代: 中生代ジュラ紀中期~後期, 168.3–166.1 Ma
クリンダドロメウスの全身骨格
地質時代
ジュラ紀中期~ジュラ紀後期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
階級なし : 頬竜類 Genasauria
階級なし : 新鳥盤類 Neornithischia
: クリンダドロメウス属 Kulindadromeus
学名
Kulindadromeus
Godefroit, 2014
シノニム

Kulindadromeus zabaikalicus Godefroit et al., 2014

K.zabaikalicus

クリンダドロメウス(学名 Kulindadromeus "クリンダ(クリンダセブアノ語版ロシアの地名)のランナー"の意味)は[1][2]、中期ジュラ紀バトニアン期から後期の約1億6000万年前のロシアシベリア南東部ザバイカリエ地方チェルニシェフスキー英語版ユクリスカヤ層にいた新鳥盤類恐竜。2014年にパスカル ゴトフロア英語版氏が命名した。

概要

[編集]
クリンダドロメウスの想像生態復元図

羽毛を生やした鳥盤類の恐竜。推定全長は約1.5メートルで2足歩行で歩いていたと考えられている。推定体重は約2キログラム。この発見で鳥盤類が羽毛をもっていたことや、獣脚類だけでなく鳥盤類も含めた、すべての恐竜が羽毛をもっていた可能性がでてきた。発見された化石は盗難された化石だった。

特徴

[編集]

繊維状などの様々なタイプの羽毛に覆われていたのが特徴[3]。羽毛は約1センチメートルほで、ディロンなどの原始的な獣脚類の羽毛に似ていた。尾や後ろ足の先部分には生えていなく鱗だった。

人間との関わり

[編集]
チェルニシェフスキーの旗
チェルニシェフスキーの紋章

ロシアのチェルニシェフスキー英語版州(発見場所)の旗や紋章に使われている。

脚注

[編集]
  1. ^ 小林快次『恐竜2最新研究』講談社講談社文庫〉、2023年7月18日
  2. ^ 小林快次『恐竜』講談社講談社文庫〉、2023年7月18日
  3. ^ 小林快次千葉謙太郎『恐竜2最新研究』角川角川文庫〉、2023年7月18日

関連項目

[編集]