クルトゥル・ヴェーバン | |
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Kulturväven | |
![]() 2014年3月の様子 | |
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別名 | ヴェーバン |
概要 | |
現状 | 建設中 |
自治体 | ウメオ |
国 | スウェーデン |
座標 | 北緯63度49分30.24秒 東経20度15分36.16秒 / 北緯63.8250667度 東経20.2600444度座標: 北緯63度49分30.24秒 東経20度15分36.16秒 / 北緯63.8250667度 東経20.2600444度 |
落成 | 2014年11月21日(予定)[1] |
建設費 | 7億クローナ(内装除く) |
設計・建設 | |
建設者 | スノヘッタ社、ホワイト・アーキテクテール社 |
ウェブサイト | |
http://kulturvaven.se/#/start/trailer |
クルトゥル・ヴェーバン(スウェーデン語: Kulturväven)とは、スウェーデンのウメオに建設中の文化センターである。クルトゥル・ヴェーバンとは文化構造(英語: Culture fabric)という意味であり[2]、ウメオが欧州文化首都を担当する2014年に[3]市内の新旧の文化組織が入居する為に作られた。
クルトゥル・ヴェーバンはウメオ・タウンホールの隣にあり、ストール通りとウメ川の間にあるヘイムダル地区の大半を占めている。クルトゥル・ヴェーバンの工事は2つの橋の間の都市開発プロジェクトの一環として2011~2014年に行われた。工事の発注者はウメオコミューンと地元の不動産会社のバルチック・グルッペン社[2]であり、建物は合弁企業のヴェーバン(Väven)ABが所有している[4]。
クルトゥル・ヴェーバンはストランド通り(Strandgatan)を南北に挟む2つの建物で構成されている。2つの建物の間は3階にある空中回廊で繋がっている。ストランド通りの南にはウメ川があり、南側の「ブラック・ボックス」(black box)と呼ばれる建物の4階には展望室(座席400席、立見席1000席)が設けられている。北側の建物(約1万5000平方メートル)の4階より下の階には、市の図書館やウメオの行政機関が入居する。市場ホールもあり、ストーラ・ホテル(Stora Hotellet)[2]のほうに行く事が出来る。5階より上はバルチック・グルッペン社が後援するホテルや会議室、レストランが入居する[5]。
建物の総面積は2万4000平方メートルで、建築費用は内装を除いても総額7億クローナに達する。設計はノルウェイのスノヘッタ社[2]とホワイト・アーキテクテール社[2]であり[6]、両社はウメオ大学芸術キャンパスの建物もいくつか建設している。クルトゥル・ヴェーバンの外観は斬新だが、2006~2008年にデンマークのコペンハーゲンで建設された建物と良く似ており、剽窃だとする意見がある。デンマークの建物はヴィルヘルム・ラウリッツ・ナーキイーケッテ(Vilhelm Lauritzen Arkitekte)社[2]によるもので、この会社はクルトゥル・ヴェーバンの設計とは無関係である。一方、ノルウェイの設計会社は剽窃を否定している[7][8][9]。またこのほかに市とバルチック・グルッペン社の関係や建設費、図書館の移転についての論争もあると言う。
クルトゥル・ヴェーバンには以下のような活動に関連した施設が入居する予定である.[10]。