ケイ酸物放散虫

ケイ酸物放散虫(silica radiolarians)とは、クロミスタ界(chromista)リザリア亜界(rhizaria)放散虫門(radiozoa)ポリキスティナ綱(polycystina)の微生物のことである[1]

概要

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ポリキスティナ綱[2]の放散虫は二酸化ケイ素の骨格を持ち[3]、現在まで約8000種が知られており、その多くは球のような骨格を持っているが、ナッセラリア目[4]は、骨格が円錐形である。アカンタリア綱と同様に、ポリキスティナ綱の放散虫の体内に藻類を共生させている種が存在している。放散虫は培養が難しいため、まだ多くのことが解明されていない。

脚注

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  1. ^ 分類」『図鑑 美しきミクロの世界』東京書籍、2022-07-25日、331頁。ISBN 9784487815760NCID BC15836742https://id.ndl.go.jp/bib/032235424 
  2. ^ 千原光雄, 村野正昭「高橋孝三、Superclass Radiolaria」『日本産海洋プランクトン検索図説 pp.347-372』東海大学出版会、1997年。ISBN 4486012895NCID BN15716500全国書誌番号:97065602https://hdl.handle.net/2324/12445 
  3. ^ 大金 薫 (2013). “放散虫(ポリキスティナ)の生細胞観察と培養 実験から得られた知見と問題点”. Jpn. J. Protozool 46 (1,2): 5-19. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjprotozool/46/1-2/46_5/_pdf/-char/ja. 
  4. ^ ナッセラリア目 JAMBIO沿岸生物データベース