ケソ・デ・バルデオン

ケソ・デ・バルデオン
Queso de Valdeón
分類 ブルーチーズ[1][2]
原料 牛乳、ヤギ乳[3]
原産国 スペイン
原産地 レオン県
生産場所 酪農場、酪農工場
生産期間 一年中
形状 円筒状
大きさ 直径19cm、高さ10cmほど
重量 2000 - 3000gほど
脂肪分 48 - 50%
表皮 カエデの葉で梱包されている
熟成 2ヶ月以上
呼称統制 PGI(2004年[4]
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ケソ・デ・バルデオン (スペイン語: Queso de Valdeón) はスペインレオン県で生産されるブルーチーズ[2]。名前は産地の渓谷、バルデオンに由来する[5]

20世紀中ごろに[2]、同じくスペインのブルーチーズ、カブラレスを参考に生産が開始された[5]。EUのPGI(保護地理的表示)は2003年に申請し、2004年1月28日に認定された[4]

元になったカブラレスと違い味わいはキツくなく、「甘味とコク」が感じられる[5]。製法も違い、カブラレスが自然にアオカビを発生させるのに対し、バルデオンではアオカビを人手で混入させる[5]。梱包もかつてカブラレスが用いていたカエデの葉で包むという方法を、バルデオンでは現在でも行っている[2][5]

脚注

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  1. ^ 以下「基本情報」欄は、特記の無い限り下記文献(本間, 増井 & 山田 2009, p. 193)による。
  2. ^ a b c d 本間るみ子; 増井和子; 山田友子 著、文藝春秋 編『チーズ図鑑』 182巻(7版)、株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年、193頁。ISBN 4-16-660182-2 
  3. ^ Valdeón P.G.I.”. Vegajardin. 2014年11月29日閲覧。(英語)(スペイン語)(ドイツ語)
  4. ^ a b Denomination Information”. 欧州連合. 2014年11月29日閲覧。(英語)
  5. ^ a b c d e 本間るみ子 著、主婦の友社 編『チーズの選び方 楽しみ方』株式会社主婦の友社、2012年、95頁。ISBN 978-4-07-285215-6