ケプラー26 Kepler-26 | ||
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星座 | こと座 | |
見かけの等級 (mv) | 15.473[1] | |
分類 | 赤色矮星[2] | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 18h 59m 45.839s[3] | |
赤緯 (Dec, δ) | +46° 33′ 59.54″[3] | |
距離 | 1,591 光年 (488 パーセク) | |
物理的性質 | ||
半径 | 0.59 ± 0.03 R☉[1] | |
質量 | 0.65 ± 0.03 M☉[1] | |
自転速度 | 1.9 ± 0.1 km/s[1] | |
スペクトル分類 | M0V[2] | |
光度 | 0.1 L☉ | |
表面温度 | 4,489 K[1] | |
金属量[Fe/H] | -0.21 ± 0.08[1] | |
他のカタログでの名称 | ||
KOI-250, 2MASS J18594583+4633595 | ||
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ケプラー26 (英語:Kepler-26) とは、地球から見てこと座の方向の1591光年先にある、太陽の6割の質量と半径を持つK型主系列星である。複数の太陽系外惑星が発見されている。
太陽 | ケプラー26 |
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ケプラーの観測により、ケプラー26の周りには4つの系外惑星が発見されている。
2012年に、2つの惑星と1つの惑星候補がトランジット法を用いて検出された[1]。このうち、ケプラー26bとケプラー26cは質量と半径が共にほとんど同じである。bとcは木星の38%(地球の120倍)未満の質量と木星の32%(地球の3.6倍)の半径を持つことから、海王星サイズのガス惑星だと考えられている[1]。
惑星候補であるケプラー26dは、地球とあまり大きさが変わらない岩石惑星だと考えられている。しかし、恒星から 0.039 au の距離をわずか3.5日で公転しているため、表面温度は 626 K (353℃) にもなり、生命が存在する可能性はほとんど無い。なお2012年時点では惑星であるとの確証が得られていなかったが[1]、後の観測により2014年に惑星であることが確認された[4]。
ケプラー26から最も遠い軌道を公転しているケプラー26eは2014年に発見され、地球の2.41倍の半径を持つ[4]。この大きさは、地球と同じく岩石で構成された地球より大きい岩石惑星であるスーパーアースか、あるいは海王星サイズのガス惑星かの両方の可能性がある。この惑星はケプラー26のハビタブルゾーン(液体の水が存在できる領域)の中を公転しており、表面温度は0℃[3]に近いとされている。そのため、この惑星には生命が生息していけるかもしれない。
名称 (恒星に近い順) |
質量 | 軌道長半径 (天文単位) |
公転周期 (日) |
軌道離心率 | 軌道傾斜角 | 半径 |
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d | — | 0.039 | 3.543919 | — | 89.95° | 1.07 R⊕ |
b | <0.38 MJ | 0.085 | 12.2829 | — | 89.38° | 3.6 R⊕ |
c | <0.375 MJ | 0.107 | 17.2513 | — | 88.81° | 3.6 R⊕ |
e | — | 0.22 | 46.827915 | — | 89.95° | 2.41 R⊕ |