ケプラー35 A / B Kepler-35 A / B | ||
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星座 | はくちょう座 | |
見かけの等級 (mv) | 16.0[1] | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 19h 37m 59.275s[2] | |
赤緯 (Dec, δ) | +46° 41′ 23.14″[2] | |
距離 | 5,365.3 光年[3] (1,465.0 パーセク) | |
絶対等級 (MV) | 4.9 | |
軌道要素と性質 | ||
軌道長半径 (a) | 0.17617 AU [4] | |
離心率 (e) | 0.1421 [4] | |
公転周期 (P) | 20.7337490 日[5] | |
軌道傾斜角 (i) | 90.4238° [4] | |
物理的性質 | ||
半径 | 1.0284 / 0.7861 R☉[4] | |
質量 | 0.8876 / 0.8094 M☉[4] | |
表面重力 | 58.2 g[6] | |
スペクトル分類 | G / G | |
表面温度 | 5,901 / 4,913 K[7] | |
色指数 (B-V) | 0.123[6] | |
金属量[Fe/H] | -0.34(太陽比)[1] | |
他のカタログでの名称 | ||
KIC 9837578, KOI-2937, 2MASS J19375927+4641231 | ||
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ケプラー35(英語:Kepler-35)とは、地球から約5,365光年離れた、太陽よりやや小ぶりな恒星同士による連星である。2012年にケプラー宇宙望遠鏡の観測により、1つの太陽系外惑星が発見された。
ケプラー35は、2つの太陽よりやや小さいG型主系列星から成る連星系である。主星の質量は太陽の約0.89倍、半径は太陽の約1.03倍である。表面温度は5,606K(5,333℃)と太陽(5,778K)よりすこし低い。伴星は太陽の0.81倍の質量、0.79倍の半径を持つ[4]。表面温度は5,202Kである[4]。
ケプラー35系には2012年、ケプラー宇宙望遠鏡により惑星ケプラー35bが発見された[4]。ケプラー35bは連星系全体を公転していて、2016年9月の地点でわずか19個しか発見されていない、周連星惑星のうちの一つである。周連星惑星なので、ケプラー35(AB)bともいわれる(以後、ケプラー35(AB)bと表記する)。このケプラー35(AB)bは周連星惑星としては11例目、ケプラー宇宙望遠鏡が発見した惑星の中ではケプラー16(AB)b、ケプラー34(AB)bに次いで3例目である。
ケプラー35(AB)bは、木星の0.127倍(地球の40.3倍)の質量、地球の8.16倍の直径を持つことから、土星サイズの巨大ガス惑星と考えられる。この惑星は、2つの恒星の共通重心から0.6AUの距離を131.46日かけて公転している[4]。
名称 (恒星に近い順) |
質量 | 軌道長半径 (天文単位) |
公転周期 (日) |
軌道離心率 | 軌道傾斜角 | 半径 |
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b | 0.1268 MJ | 0.6035 | 131.46 | 0.042 | — | 0.728 RJ |