ケリー・ディール Kelley Deal | |
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![]() オクラホマシティにて(2004年1月) | |
基本情報 | |
生誕 | 1961年6月10日(63歳) |
出身地 |
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ジャンル |
オルタナティヴ・ロック インディー・ロック |
職業 | ミュージシャン、シンガーソングライター、編み物職人、プログラマー |
担当楽器 | ボーカル、ギター、ベース、ヴァイオリン |
活動期間 | 1992年 - |
レーベル | 4AD、ナイス・レコード |
共同作業者 | ブリーダーズ、ケリー・ディール 6000、ザ・ラスト・ハード・メン、R. Ring |
公式サイト |
www |
ケリー・ディール(Kelley Deal、1961年6月10日 - )は、アメリカ合衆国のミュージシャン、シンガーソングライター。双子の妹であるキム・ディールと共にロックバンド、ブリーダーズを結成しギタリストとして活動。他にも自身のバンドやコラボレーション等で活動を行っている。
オハイオ州デイトンで、双子の妹であるキム・ディールの11分前に生まれる。高校時代にキムと共にバンドを組み演奏を始める。キムがピクシーズに加入しミュージシャンとして活動する一方で、ケリーはプログラマーとして働き始める。
1989年にキムが新しく結成したブリーダーズで演奏するよう誘われる。当初は仕事の休みが取れずにこの誘いを断るが、1992年に正式に加入した。同年4月にリリースされたEP『サファリ』で初めてレコーディングにギタリストとして参加した[1]。その後ギタリストのタニア・ドネリーが新バンドベリーを結成するためバンドを脱退し、ケリーはバンドのリードギタリストを担当することになる。1993年8月にリリースされたバンドの2ndアルバム『ラスト・スプラッシュ』はミリオンセラーを記録する大ヒットとなった。バンドはツアーを行い、ニルヴァーナのオープニングアクトを務めた。
その一方でケリーは10代からヘロイン中毒の問題を抱えており、『ラスト・スプラッシュ』の成功で中毒は重くなっていった。1994年にヘロイン所持により逮捕され、1995年からミネソタ州の薬物更生施設に通い始める[2]。そのためブリーダーズは活動を一時的に休止した[3]。更生施設でのリハビリ中にケリーは曲を書き溜め、リハビリ後に自身のバンドであるケリー・ディール 6000を結成し、2枚のアルバムをリリース。その後ブリーダーズは活動を再開し、現在も活動を行っている。他にもセバスチャン・バックやジミー・チェンバレンらが結成したザ・ラスト・ハード・メンにベーシストとして参加した。2012年には新バンドR. Ringを結成し2013年にEP『The Rise』をリリースした。
薬物中毒更生の一環として編み物を始めており[4]、特にハンドバッグ作りに力を入れ、自身のウェブサイトにてハンドバッグの販売も開始している。2008年に自身の編み物の本『Bags That Rock: Knitting on the Road with Kelley Deal』を出版した。