『ゲット・イット・トゥゲザー』 | ||||
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ジャクソン5 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ソウル、ポップス、ファンク、ディスコ | |||
時間 | ||||
レーベル | モータウン | |||
プロデュース | ハル・デイヴィス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジャクソン5 アルバム 年表 | ||||
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『ゲット・イット・トゥゲザー』(Get It Together)は、アメリカ合衆国のボーカル・グループ、ジャクソン5が1973年に発表したスタジオ・アルバム。
マイケル・ジャクソンが1972年にソロ名義でシングル・ヒットさせた「ボクはキミのマスコット」の作者の1人リオン・ウェアが、本作ではパム・ソーヤーとの共作による2曲を提供している。
「ハム・アロング・アンド・ダンス」は、テンプテーションズが1970年に発表した曲のカヴァー。ジャクソン5のヴァージョンのオリジナル・ミックスは15分だったが、本作では8分半に編集されており、コンピレーション・アルバム『ジョイフル・ジュークボックス・ミュージック』(1976年)と『ブギー』(1979年)が2004年に2 in 1のリマスターCDとして再発された際、「ハム・アロング・アンド・ダンス」のオリジナル・ミックスがボーナス・トラックとして追加された[2]。
1973年8月に先行シングル「ゲット・イット・トゥゲザー」が発売され[3]、Billboard Hot 100で28位、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで2位を記録するヒットとなった[1]。一方、本作はセールス的に成功を収められず、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは4位を記録するが、Billboard 200ではジャクソン5名義のスタジオ・アルバムとしては最下位の100位に終わった[1]。しかし、本作のプロモーションのためテレビ番組『ソウル・トレイン』に出演した際、「ダンシング・マシーン」におけるマイケルのロボット・ダンスが注目を集める[4]。
1974年2月[3]、「ダンシング・マシーン」のリミックス・ヴァージョンがシングル・カットされ、Hot 100で2位、R&Bチャートで1位という大ヒットとなる[1]。このシングル・ヴァージョンは、後にアルバム『ダンシング・マシーン』(1974年)にも収録された。
Vince Alettiは1973年11月22日付の『ローリング・ストーン』誌において「『ABC』以降の彼らの作品としては、最も活気があり刺激的で、彼らをキッズ向けのマーケットから脱却させるアルバムとなるだろう」と評している[5]。