ゲルマン・ゲルマノヴィッチ・ガリーニン(ヘルマン・ガリーニンとも、露: Ге́рман Германо́вич Галы́нин, 英: German Germanovich Galynin, Herman Hermanovich -, 1922年3月30日 - 1966年6月18日)は、ロシアの作曲家。
トゥーラ出身。孤児院で民族楽器やピアノを独習した。モスクワ音楽院の学生だった1941年に独ソ戦が始まると、志願して軍で演劇のための音楽や歌を書いた。1945年にモスクワ音楽院に復帰して、ドミートリイ・ショスタコーヴィチとニコライ・ミヤスコフスキーに師事した。卒業後の1951年に『叙事詩』でスターリン国家賞を受賞した。その後、病の中で作曲活動を続けた。ロシアの幼児音楽教育の現場では、彼の初心者向けの親しみやすい作品はよく知られている。なお、ロシア語表記による名前の日本語表記は、「ガルィニン」がより正確なものとなる。