コリン・グリーンランド(Colin Greenland、1954年5月17日 - )は、イギリスのSF作家、SF批評家。1982年に処女作がFaber&Faber社のコンテストで第2位を獲得。代表作として知られる1990年の長編SF小説Take Back Plentyは、アーサー・C・クラーク賞、イースターコン(Eastercon)賞、英国SF協会賞を受賞した。
最初に出版されたグリーンランドの著書は、彼の博士論文「The Entropy Exhibition : Michael Moorcock and the UK New Wave」(エントロピー展 マイケル・ムアコックとイギリスのニュー・ウェーブ)をベースにした1983年のニュー・ウェーブ批評である。
小説分野でもっとも成功したものは、代表作Take Back Plentyをはじめとし、続編としてSeasons of Plenty (1995年)、The Plenty Principle (1997年) 、Mother of Plenty (1998年)が書かれたPlentyシリーズである。
小説以外の仕事では、ノンフィクションを発表しており、またサイエンス・フィクション財団(Science Fiction Foundation)での活動や、雑誌『インターゾーン』(Interzone)の編集委員もしている。
マイクロコン(Microcon)では、1988年、1989年、1993年、1994年の4度に渡ってゲストスピーカーをした。
妻は作家のスザンナ・クラークで、1996年から共に暮らしている。
ニール・ゲイマンとは親友で、ゲイマンの謝辞ページでしばしば言及されている。