サイクロスポーラ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Cyclospora Schneider, 1881 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
本文参照 |
サイクロスポーラとは、アピコンプレックス門に属する原虫である。コクシジウムの1つで、主に食虫性の哺乳類を宿主とする寄生虫の1つである。分類学上はサイクロスポーラ属(Cyclospora)とし、このうちCyclospora cayetanensisはヒトにサイクロスポーラ症を引き起こす。
成熟オーシスト内にはスポロシスト2つが生じ、その内部に2つのスポロゾイトが生じる。
10種あまりが知られており、以下に宿主と共に示す[1]。
ほかに爬虫類を宿主とする以下の種が報告されているが、イソスポーラか肉胞子虫の誤同定だと考えられている[1]。
サイクロスポーラを最初に検出した人物はドイツの動物学者テオドール・アイマーであり、1870年にモグラの小腸で発見した。その後Aimé Schneiderが1881年にヤスデから検出した原虫にCyclospora glomericolaと命名し、またドイツの原生動物学者フリッツ・シャウディンが1902年にモグラに寄生しているC. caryolyticaの生活環の研究を発表した。医学上の重要性は長らく気付かれていなかったが、1977年にパプアニューギニアの患者から検出された事例を始めとして、1994年にC. cayetanensisと命名された[2]。