AH-1攻撃ヘリに搭載した状況。1981年撮影。 | |
種類 | 対レーダーミサイル |
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製造国 | アメリカ合衆国 |
性能諸元 | |
ミサイル直径 | 12.7cm(5in) |
ミサイル全長 | 2.87m(113in) |
ミサイル全幅 | 0.63m(24.8in) |
ミサイル重量 | 88kg(195lb) |
弾頭 | WDU-31/B 爆風破片効果弾頭 11kg(25lb) |
射程 | 16.5km(18,000yd) |
推進方式 | Mk.36 mod.11固体燃料ロケット |
誘導方式 | PRH |
飛翔速度 | M2.3 |
AGM-122 サイドアーム(Sidearm)は、アメリカ海兵隊が運用していた対レーダーミサイル。短距離空対空ミサイルのサイドワインダーをベースとしてシーカーと信管を変更する改造を行った小型のミサイルである。
サイドワインダーには、もっとも広く用いられた赤外線ホーミング誘導以外にもセミアクティブ・レーダー・ホーミング誘導のAIM-9Cが1963年に開発されている。このAIM-9Cは、アメリカ海軍のF-8など向けに開発されていた。このミサイルのストックは保管されたままとなっていたが、1980年代に入り、これを小型の対レーダーミサイルに改造することがモトローラ社から提案された。これは、AIM-9Cのシーカーをより広範囲の周波数に対応したものに換装し、信管も変更するものであった。試射は1981年から開始された。この改造の量産計画(AGM-122A)は1984年から開始され、1990年にかけて約700発が改造された。
全くの新造であるAGM-122Bも提案されたが、採用はされなかった。アメリカ海兵隊の航空機やヘリコプターで運用されていたが、ミサイルの射耗とともに運用は終了した。高性能ではなかったものの、コストパフォーマンスに優れた兵器として評価された。