『サクシュアリティ』(Saxuality) は、オランダのアルト・サックス奏者キャンディ・ダルファーのソロ・デビュー・アルバム[2]。このアルバムの一部のバージョンには、世界的なヒットとなったデイヴ・スチュワート(デイヴィッド・A・ スチュワート)との共作「Lily Was Here」が収録されている。
ほとんどがインストゥルメンタル曲のアルバムであるが、オランダのアルバム・チャートでは初登場4位となり、ゴールドディスクに認定された[3]。アメリカ合衆国のBillboard 200では最高22位[4]、全英アルバムチャートでは最高27位となり[5]、世界中で売上枚数は百万枚を超えた[6]。グラミー賞では最優秀コンテンポラリー・ジャズ賞(英語版)にノミネートされた[7]。このアルバムは、ダルファーのヨーロッパとアメリカ合衆国のツアーによってプロモートされた[8]。
- リリィ・ワズ・ヒア - Lily Was Here(デイヴ・スチュワート、キャンディ・ダルファー) - 4:18 (一部のバージョンのみ:Discogsでは、1991年リリースのUS盤[9]、UK盤[10]、カナダ盤[11]、日本盤[12]などで収録が確認できる。1995年の日本盤では「Lily Was Here (DNA Remix)」も収録されている[13][14]。)
- ピー・ウィー - Pee Wee(ウルコ・ベッド) - 3:45
- サクシュアリティ - Saxuality(ウルコ・ベッド、キャンディ・ダルファー) - 4:27
- ソー・ホワット - So What(マイルス・デイヴィス:編曲 ベッド/ダルファー) - 4:54
- ジャジッド - Jazzid(ウルコ・ベッド、キャンディ・ダルファー) - 4:21
- ヘブンリー・シティ - Heavenly City(ウルコ・ベッド、キャンディ・ダルファー) - 6:03
- ドンジャ - Donja(ウルコ・ベッド) - 5:17
- ネイバーフッド - There Goes the Neighbourhood(ウルコ・ベッド) - 3:55
- MR.リー - Mr. Lee(ウルコ・ベッド) - 4:52
- ゲット・ザ・ファンク - Get the Funk(ウルコ・ベッド) - 4:16
- ホーム・イズ・ノット・ア・ハウス - Home Is Not a House(ハンス・ダルファー、F Batta:編曲 ベッド) - 4:10
- Patricia Balrak, Wies Ingwersen, Hugh Kanza - バックボーカル、ボーカル・アドリブ
- ウルコ・ベッド - ギター、キーボード、ドラム・プログラミング、シンセベース
- キャンディ・ダルファー - サックス、キーボード、ボーカル
- ハンス・ダルファー - テナー・サックス
- フランス・ヘンドリックス - パーカッション、プログラミング
- Edwin Rath - ドラムス
- デイヴ・スチュワート - ギター
- Michel Van Schie, Dimitri Veltkamp - ベース
- Fred Anindjola, Bobby Van De Berg - キーボード
- Martino Latupeirissa - パーカッション
- Bill "Funky Cold" Malina - エンジニア