サッポロファクトリー SAPPORO FACTORY | |
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アトリウム(2006年) | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒060-0032 札幌市中央区北2条東4丁目 |
座標 | 北緯43度03分56秒 東経141度21分48秒 / 北緯43.06556度 東経141.36333度座標: 北緯43度03分56秒 東経141度21分48秒 / 北緯43.06556度 東経141.36333度 |
開業日 | 1993年4月9日[1] |
施設所有者 | サッポロ不動産開発 |
施設管理者 | サッポロ不動産開発 |
設計者 | 大成建設 |
施工者 | サッポロファクトリー建設工事JV |
延床面積 | 159,975 m²[2] |
商業施設面積 | 36,773 m²[3] |
店舗数 | 約160 |
最寄駅 | バスセンター前駅 |
外部リンク | サッポロファクトリー |
サッポロファクトリー (SAPPORO FACTORY) は、札幌市中央区に所在する複合商業施設である。
1876年(明治9年)創業の「開拓使麦酒醸造所」跡地であり、サッポロビールの「札幌第一工場」(札幌第1製造所)として1989年(平成元年)までビールを生産していたエリアを再開発して複合商業施設にした[4][5][6]。高さ39 m、幅34 m、全長84 mある全天候型のアトリウムを中心にショッピングモール、アミューズメント施設、レストラン、フィットネスクラブ、ホテルなどの施設があり、それぞれの建物は連絡通路で接続している[4]。アトリウム東側には企業神社の「構内札幌神社」がある。また、屋内外にイベントスペースを設けており[7]、様々なイベントを開催している。11月上旬から12月下旬までアトリウムに十勝の広尾町から運んできた巨大なクリスマスツリーを飾っている[8]。
冬の長い北国での巨大空間施設として省エネルギー対策を導入した建築になっており[4]、天然ガスを利用したコジェネレーションによって館内で使用する電気を発電し、その際に発生する排熱を冷暖房や給湯、ロードヒーティングに有効利用している[9]。『第6回札幌市都市景観賞』[10]、「サッポロフロンティアタウンズ/サッポロファクトリー&ポプラ館」として『第35回BCS賞』[11]、「サッポロファクトリーアトリウム」が『第6回省エネルギー建築賞』を受賞している[12]。
第3駐車場を閉鎖して新たな商業施設を建設しているほか[13]、創成川東での再開発事業の1つ「北4東6周辺地区」では地区内のマンション「ザ・タワーズフロンティア札幌」や札幌市中央体育館(北ガスアリーナ札幌46(ヨンロク))などと3条館を空中歩廊で結ぶ計画になっている[14][15]。
サッポロファクトリーは、開業当初、廃部品を床に埋め込むなど全体が工場をイメージした内装になっていた。しかし、度重なる改装によって当初のテーマ性は薄れていき、現在では改装されていない吹き抜けや階段などを除いてごく普通のショッピングモールと変わらない内装となっている。
開業当初は、現在の「ユナイテッド・シネマ札幌」が入居している建物のみを一条館、「ペットランドプラス」などが入居している建物を二条南館、現在の2条館を二条北館と呼称していた[16]。
キッチンライフを提案するショールーム、ペットショップのペットランド(1階)、クライミングジム、シネマコンプレックス(後述・2階)、ゲームセンターのナムコ(2階)、100円ショップのセリア(2階)、複合カフェなどが集まっており、芸能事務所の「吉本興業札幌支社」が入居している。かつては日産自動車のショールーム[注 1]、北海道電力(ほくでん)の省エネルギーや節電に関する情報館があった[18]。
ユナイテッド・シネマ札幌 United Cinemas Sapporo | |
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情報 | |
正式名称 | ユナイテッド・シネマ札幌 |
旧名称 | パラマウント・ユニバーサルシネマ11 |
開館 | 1998年6月20日 |
開館公演 |
「ディープ・インパクト」 (ミミ・レダー監督)他 |
収容人員 | (11スクリーン)2,356人 |
設備 | ドルビーデジタル5.1ch、DLP |
用途 | 映画上映 |
運営 | ローソン・ユナイテッドシネマ株式会社[注 2] |
所在地 |
〒060-0031 札幌市中央区北1条東4丁目 サッポロファクトリー1条館2F |
外部リンク | ユナイテッド・シネマ札幌 |
特記事項 |
略歴 1998年:パラマウント・ユニバーサルシネマ11として開業 2004年1月:ユナイテッド・シネマ札幌に改称 2010年11月:IMAXデジタルシアター導入 2015年7月:4DXシアター導入 2018年:開業20周年 2019年11月:IMAXレーザー導入、各スクリーンのシートを新装[19] 2023年12月:ScreenX導入[20] |
1993年(平成5年)に1スクリーンの「サッポロアイマックスシアター」(IMAX 15/70導入)としてオープンし、1998年(平成10年)に11スクリーンのシネマコンプレックス「パラマウント・ユニバーサルシネマ11」になった[21]。2004年(平成16年)に「ユナイテッド・シネマ札幌」と改称した。
シアターNo. | 収容人数 (2023年12月時点)[22] |
備考 |
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1 | 96人 | 4DXデジタルシアター[23] |
2 | 201人 | |
3 | 178人 | |
4 | 310人 | デジタル3Dシネマ |
5 | 190人 | |
6 | 245人 | ScreenX[20] |
7 | 176人 | |
8 | 153人 | デジタル3Dシネマ |
9 | 286人 | |
10 | 183人 | |
11 | 2D・IMAX/338人 3D・IMAX/304人 |
IMAXデジタルシアター[24] IMAXレーザー[19] |
札幌市内随一のアウトドア&スポーツのショップはじめ、ファッション、生活雑貨、レストランなどの店舗が並ぶファッション館。4階にはショールーム、医療モール、市税事務所(札幌市中央市税事務所)がある[25]。
かつては温泉施設の「サッポロスプリングス」があり、ガラス越しにアトリウムを見下ろせる部分もあった。運営会社の変更に伴い「ワンデイスパサッポロファクトリー店」、「温泉リゾート サリア」と改称していったが、2009年(平成21年)2月1日に営業終了した[26]。また、マイセンの名品を集めた「札幌マイセン美術館」があった[27][28]。
開業当初はマイカル北海道が運営する雑貨店「サッポロファクトリーサティ住まいと暮らし館」、丸井今井の飲食街、三越の飲食街もあったが、早々に撤退している。
インテリア、生活雑貨、ファッションなどのショップやレストランを展開しているほか、1階には北洋銀行苗穂・札幌東支店、サッポロファクトリー内郵便局、セブン-イレブンも入居し、館内にはオフィスなどもある。
スーパーマーケットの東光ストア(1階)やドラッグストアのサツドラ(2階)など生活に密着した店舗をはじめ、インテリアや雑貨ショップ、カフェなどがある。また、「サッポロビール北海道本社・北海道本部」[29]、「在札ドイツ連邦共和国名誉領事事務所」が入居している。
2条館と3条館を繋いでいるアトリウムは、サッポロファクトリーのシンボル的存在になっている。アトリウム内には1年中緑に包まれた開放感のある屋内庭園が広がって憩いの場になっているほか、様々なイベントの会場に利用している。アトリウムの地下一階部分にはかつて月の池や水路、花壇、木などが存在したが、数度の改装を経て撤去された。
北海道内の作家が手がけるアート・クラフトの店舗や工芸品、工芸雑貨の店舗などがあったほか、サッポロビールの歴史を知ることができる施設、地ビールの販売施設や貯酒タンクを配置していたトンネルを改修したビアホールもある[2]。また、芸能事務所の「テアトルアカデミー札幌校」が入居していた。「旧札幌麦酒会社工場」として『さっぽろ・ふるさと文化百選』に選定されている。かつては天体博物館の「天体工場」、「ミニワールドミュージアム」[30]、「札幌市写真ライブラリー」があった[31]。なおレンガ館は耐震工事のため2021年(令和3年)10月1日から閉鎖中。ただし札幌開拓使麦酒醸造所については賣捌所を除き見学できる。
かつては会員制フィットネスクラブもあったが、2023年3月に閉館[32]。これにより、サッポロファクトリーから温浴施設が消滅した。スタッフの一部は札幌市東区のダンロップスポーツクラブ札幌に移籍した他[32]、リニューアル後のホテル創成札幌 Mギャラリー内には宿泊者専用のフィットネスジムが設けられている。
ホテル創成札幌 Mギャラリー Hotel Sosei Sapporo MGallery | |
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西館外観(2010年3月) | |
ホテル概要 | |
ホテルチェーン | アコーホテルズ |
設計 | 大成建設[33] |
運営 | サッポロ不動産開発 |
前身 | ホテルクラビーサッポロ |
階数 | 地下1階 - 地上6階 |
延床面積 | 14,065 m² |
最寄駅 | バスセンター前駅 |
所在地 |
〒060-0032 札幌市中央区北2条東3丁目 サッポロファクトリー西館 |
公式サイト | ホテル創成札幌 Mギャラリー 公式サイト |
ホテルクラビーサッポロとして開業、クラビーとは「愛想のいい、人付き合いのいい」といった意味がある[4]。
2023年2月15日、サッポロ不動産開発はホテルクラビーサッポロを2023年4月10日に閉館し、改装後、2024年からフランスのアコーホテルズが運営するホテル創成札幌Mギャラリーとして開業することを発表[34]、2024年1月30日に開業した[35]。
サッポロファクトリーホール SAPPORO FACTORY HALL | |
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情報 | |
正式名称 | サッポロファクトリーホール |
収容人員 | 最大660人 |
用途 | コンサート、演劇、展示・商談会、会議・セミナー、パーティーなど |
運営 | サッポロ不動産開発 |
所在地 |
〒060-0032 札幌市中央区北2条東3丁目 |
外部リンク | サッポロファクトリーホール | サッポロファクトリーイベントスペース |
永山記念公園(旧永山武四郎邸)が隣にある。