サマータイム・ブルース (エディ・コクランの曲)

「サマータイム・ブルース」
エディ・コクランシングル
初出アルバム『The Eddie Cochran Memorial Album
B面 Love Again
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ロサンゼルス、ゴールド・スター・スタジオ(1958年3月28日)
ジャンル ロックンロールロカビリー
時間
レーベル リバティ・レコード
作詞・作曲 エディ・コクラン、ジェリー・ケープハート
チャート最高順位
エディ・コクラン シングル 年表
Pretty Girl
(1958年)
サマータイム・ブルース
(1958年)
カモン・エヴリバディ
(1958年)
ミュージックビデオ
「Summertime Blues」 - YouTube
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サマータイム・ブルース」(Summertime Blues)は、エディ・コクランが1958年に発表した楽曲。ロカビリーの代表曲の一つである。

概要

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コクランのマネージャーのジェリー・ケープハートは、彼の親しい友人でもあった。ケープハートはあるとき「夏についての曲は山のようにあるが、夏の苦労を歌った曲はどこにもない」と思いつき、このアイデアを元にコクランと二人で45分で本作品を書き上げた[2]。録音は1958年3月28日、ロサンゼルスのゴールド・スター・スタジオで行われた。

レコード会社は彼をクルーナー・タイプの歌手に仕立てようとしていたため、「サマータイム・ブルース」は当初バラードの「Love Again」のB面として発表された[3]。発売日は1958年6月11日[1]。「Love Again」の作者は、リッキー・ネルソンの「プア・リトル・フール」(1958年、全米1位)を書いたシャロン・シーリー。シーリーはのちにコクランの婚約者となり、1960年4月16日に彼が交通事故で死亡した際、ジーン・ヴィンセントと共に同じタクシーに乗っていた。この事故で彼女とヴィンセントは一命を取りとめている。

1958年10月4日付のビルボード・Hot 100で8位を記録した[4]。イギリスは18位、カナダは10位、オーストリアは18位を記録した。

雑誌『ローリング・ストーン』はこの曲を以下のように評している。

「サマータイム・ブルーズ」は、疎外された10代に対する最初のロックの讃歌だ。政治の用語をちらばめながら世の中の不条理を訴える詞は、ザ・フーブルー・チアーなど、次世代のハードロッカーたちの共感を生んだ。現在も多くのバンドによってカバーされ続けている。 — 『ローリング・ストーン』、Eddie Cochran, 'Summertime Blues'[2]

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」においては、2004年版で73位[5]、2010年版で74位[6]、2021年版で432位にランクされている[2]

演奏者

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演奏者は推定も含め以下のとおりである[7]

  • エディ・コクラン - リード・ボーカル、ベース・ボーカル、ギター
  • コニー・スミス - ベース
  • アール・パーマー - ドラムス
  • シャロン・シーリー - ハンドクラッピング(推定)
  • ジェリー・ケープハート - ハンドクラッピング(推定)

カバー・バージョン

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アーティスト名 レコード・CD
1960年 リッチー・ヴァレンス Ritchie Valens In Concert at Pacoima Jr. High
1961年 ボビー・ヴィー 『Bobby Vee Sings Hits of the Rockin' '50's』
1962年 ザ・ビーチ・ボーイズ サーフィン・サファリ
1962年 ザ・クリケッツ 『Something Old, Something New, Something Blue, Something Else』
1968年 ブルー・チアー シングルA面
1968年 テリー・リード 『Bang, Bang You're Terry Reid』[8]
1968年 ザ・ベンチャーズ 『Flights of Fantasy』
1970年 ザ・フー ライヴ・アット・リーズ』、シングルA面
1970年 T・レックス シングル「Ride a White Swan」のB面
1975年 オリビア・ニュートン=ジョン Clearly Love
1977年 アレックス・チルトン EP「Singer Not the Song」に収録
1978年 フライング・リザーズ シングルA面
1980年 子供ばんど 『WE LOVE 子供ばんど』
1981年 ブラック・キャッツ CREAM-SODA PRESENTS
1987年 ブライアン・セッツァー 映画『ラ★バンバ』サウンドトラック
1988年 バック・オーウェンズ 『Hot Dog!』
1988年 RCサクセション COVERS
1991年 ギターウルフ 『ジェットジェネレーション』
1992年 デボラ・ハリー 映画『恋に焦がれて』サウンドトラック
1994年 アラン・ジャクソン シングルA面
1996年 ウルフルズ シングル「ブギウギ'96」に収録
1998年 ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ 『アイ・ラブ・ロックンロール remastered CD edition』 bonus tracks
2004年 ラッシュ Feedback
2008年 ジェームス・テイラー Covers
2008年 ディオン 『Heroes - Giants of Early Guitar Rock』

ライブ演奏

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脚注

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