サヤーム・フィルハーモニック管弦楽団(英語:Siam Philharmonic Orchestra、 タイ語:วงดุริยางค์สยามฟิลฮาโมนิคออเคสตร้า、略称:SPO)は、タイ王国のオーケストラ。バンコクに活動拠点を持つ。日本語ではサイアム・フィルハーモニック・オーケストラとも表記される。
サヤーム・フィルハーモニック管弦楽団は2002年にソムトウ・スチャリトカル(สมเถา สุจริตกุล、Somtow Sucharitkul)の指導の下で結成された。MIFA シンフォニエッタ管弦楽団(The MIFA Sinfonietta the orchestra)を前身とする。サヤーム・フィルハーモニック管弦楽団は結成当初、ハイドン、ベートーヴェン、モーツァルトの演奏から始まった。現在ではマーラー、シュトラウス、シベリウスの演奏も行うようになっている。2003年には、ハレ管弦楽団とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団に所属するヴァイオリニストであるレオ・フィリップス(Leo Phillips)を客員コンサートマスターとして招いた。2005年にはトリサディー・ナ・パッタルン(ทฤษฎี ณ พัทลุง)が副指揮者に就任。また、同管弦楽団はバンコク・オペラの常任オーケストラでもあり、バンコク・オルフェウス合唱団(Orpheus Choir of Bangkok)と連携して公演をしている。バロック時代のオペラから、現代オペラまで幅広い演奏を行っている。