サンシチソウ属 | ||||||||||||||||||||||||
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Gynura aurantiaca
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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種 | ||||||||||||||||||||||||
本文参照 |
サンシチソウ属(サンシチソウぞく、学名:Gynura)は、キク科の属の1つである。学名よりギヌラ属とも呼ばれる。
ギリシャ語のgyne(めす)とoura(しっぽ)の合成語[1]、めしべのように見える管状花が長く、しっぽのように見えることから。
アジアからアフリカの熱帯または亜熱帯地方に40種ほど分布しているが、東南アジアに多い。日本では、西日本の草地や山地などに、サンシチソウ G. japonica がみられるが、これは種小名に「日本産の」とあるものの、江戸時代に薬草として渡来し、帰化したものである。
草丈50〜100cmくらいの常緑または宿根草で、葉は互生し、羽状の切れ込みがある。不揃いな鋸歯のあるものもある。葉・茎は多肉質・多汁質のものが多い。花は夏から秋にかけて茎の先に単生するか、数輪が散形に開花し、色は黄色である。
スイゼンジナ(水前寺菜)は、沖縄県や石川県などで伝統野菜として栽培されている。サンシチソウは、かつては民間薬として使われていた。