ジャンル | アクションRPG |
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対応機種 | Windows 98/2K/Me/XP/Vista※ |
開発元 | 日本ファルコム |
発売元 | 日本ファルコム |
人数 | 1人 |
メディア | DVD-ROM |
発売日 | 2005年10月27日発売 |
その他 |
[内容物] ゲームディスク セットアップマニュアル アンケートはがき ※VISTAは後の対応版より |
『ザナドゥ・ネクスト』 (XANADU NEXT) は、日本ファルコムによるアクションロールプレイングゲーム(アクションRPG)。
『ザナドゥ』(1985年にリリース)の発売20周年を記念して、2005年にWindows (Win) 向けに発売された続編。ただし、ストーリーは直接つながっているわけではなく、同じ世界観を持つにすぎない。『ザナドゥ』の産みの親である木屋善夫も、この作品には携わっていない。本作は限定版と通常版の2種類を最初から販売し、限定版の特典としては同じく『ザナドゥ』から派生したPCエンジン向けRPG『風の伝説ザナドゥ』(I・II)を Win でプレイ可能とした復刻版が収録された。
『ザナドゥ』がアクション性やパズル的要素を重視したのに対し、『ザナドゥ・ネクスト』はストーリー性を重視している。
騎士戦争で騎士達が敗退し、騎士という存在が古く珍しくなった時代。ある一人の騎士とアカデミー出身のシャルという女の子が、聖剣ドラゴンスレイヤーが眠るという城の伝説を聞きつけて、ハーレックの街に到着するところから物語は始まる。ドラゴンスレイヤーを求めて遺跡を探検するうち、騎士は古代ザナドゥ王国と魔王ガルシスの戦いに巻き込まれることになる……。
クォータービューのスタンダードなアクションRPG。描画は3D。主人公の操作はマウスで行い(キーボードやゲームコントローラでのプレイも可能である)、左クリックでマウスカーソルの位置まで移動、もしくはマウスカーソルの位置の敵を攻撃。右クリックで、予め設定しておいたスキルもしくは魔法を使用するという、Win アプリケーションとしては至極スタンダードな操作系である。経験値が一定値に達する毎に主人公がレベルアップし、街の施設で自由に力、知性などにパラメータを割り振る事ができる。
スキルは特定の武器を使い込む事で習得する。魔法は呪文書を使用する事で習得可能。
そのマップ内の最後のモンスターは、武器で倒した場合に限り宝箱を落とす。中身はランダムで、多くはゴールドだが、まれにアイテムの場合もある。最後のモンスターを魔法で倒した場合は宝箱は出ず、またモンスターが落とした宝箱は魔法を受けると中身ごと壊れる(ただし宝箱を開けた後の中身は魔法を受けても壊れない)。
アイテムには大きく分けて、武器、防具、呪文書、消耗品、特殊アイテム、その他がある。これらのアイテムは、一部を除き武器屋や道具屋に売却したりシャルに預けたりもできる。
武器は武器屋で購入可能なほか、モンスターが落とす場合や、ダンジョン内の宝箱から入手できる場合がある。なお、武器屋で販売している武器はボス戦ごとに種類が増える。
装備するには、武器ごとに設定された最低能力値に達する必要がある。多くの武器は片手用だが、中には両手用の武器もある(盾が持てなくなる)。武器ごとに熟練度が設定されており、熟練度が上がるにつれ命中率やダメージが上がる。熟練度は最大200%で、前二作とは異なり武器のみに設定されている。
また全ての武器には固有のスキルが付随しており、装備した武器の付随スキルが使用可能になる。通常は武器を外すと付随スキルは使用不可となるが、その武器の熟練度が100%に達すると主人公がその付随スキルを習得し、装備を外しても使用可能となる。
防具は盾・鎧・兜の3種。いずれも武器屋で購入可能なほか、モンスターが落とす場合や、ダンジョン内の宝箱から入手できる場合がある。なお、武器屋で販売している防具はボス戦ごとに種類が増える。
装備するには、防具ごとに設定された最低能力値に達する必要がある。
魔法が書かれたアイテム。使用することで書かれた魔法を習得可能。道具屋で購入可能なほか、モンスターが落とす場合や、ダンジョン内の宝箱から入手できる場合がある。なお、道具屋で販売している呪文書はボス戦ごとに種類やレベルが増える。
回復アイテムや移動補助アイテムなど。道具屋で購入可能なほか、モンスターが落とす場合や、ダンジョン内の宝箱から入手できる場合がある。複数個を持ち歩くことができるが、一度に持ち歩けるのは最大10個。
メニューから選んで使用できるほか、アイテムスロットにセットすればキーボードからショートカットでの使用も可能。
非消耗型の、特殊な効果を持つ装飾品などのアイテム。購入・売却は不可能で、ダンジョン内の宝箱から入手する。一部のアイテムは、アイテムスロットにセットすることで「装備」され、特定の岩や壁を壊せるようになる、息切れせず水中を歩けるようになる、といった特殊効果を発揮する。
その他にも、ダンジョン内で扉を開けるのに必要な鍵や、鍵の材料となる骨など、ダンジョン攻略に役立つアイテムが入手可能である。
また、ザナドゥの歴史家が残した石板や、ザナドゥ時代の女性の手記といったストーリーに関わるアイテムもある。これらの内容は、シャルに預けた後に一定時間が経過すると読めるようになる。
古代ザナドゥ王国に繁栄をもたらした精霊たち。儀式によって体に宿すことで様々な恩恵を受けられる。ただし同時に複数を宿すことはできない。カードに封印されており、精霊堂にいるリーゼのところで付け替えが出来る。
モンスターを倒すと体に宿したガーディアンも成長し、ガーディアンの効果がアップする。
付随する武器の熟練度を100%以上に上げることで習得する。全30種。スキルスロットにセットすることで、最大4種の効果を同時に得られる。
主に特殊な効果を持つ攻撃を繰り出すスキル。スキルスロットにセットすることで発動準備が整い、ショートカットで選択、右クリックで効果が発動する。スキルごとに異なる使用回数を持つ。
能力の底上げや、攻撃や防御に関する確率が上がるスキルが主だが、獲得ゴールドが増える「根こそぎ」や敵ステータスが見える「看破」といった特殊なものもある。スキルスロットにセットすると自動で効果が得られる。
武器に属性を付与する(付与中は属性に応じたエフェクトが武器に付く)。スキルスロットにセットすると自動で効果が得られる。複数種類を同時にセット可能だが、効果を発揮するのは1種のみで、優先順位も固定されている。
モンスターによっては、特定の属性攻撃に弱いものや、逆に特定の属性攻撃では全くダメージを受けない・HPが回復するなどの特性がある。また、アンデッド系のモンスターは通常、1度倒されても復活する(ため2度倒す必要がある)が、これらのスキルをセットして倒すと復活しなくなる。
呪文書を使用することで習得する。全12種。全て攻撃魔法で、回復魔法や移動魔法の類は存在しない。スキルスロットにセットすることで発動準備が整い、ショートカットで選択、右クリックで効果が発動する(発動系スキルと同様)。魔法ごとに異なる使用回数を持つ。クリアには、最低でも1種類の魔法を習得する必要がある。
各魔法にはレベルがあり、上位レベルの呪文書を使うことでレベルアップする(下位レベルの呪文書を使っても呪文書を消費するだけでレベルダウンはしない)。レベルが高いほど威力は高い。
ダンジョン内は、所定の鍵を使わないと通れない扉や、様々な罠、箱を使ったパズルが用意されている。それらの罠やパズル、ボスを攻略し、新たなアイテムを入手することで、順次行動範囲が広がる(同社のほかのRPGにも見られる)システムになっている。
箱を使ったパズルは、本作をクリアする上で欠かせない重要な要素である。各種の箱を利用し、段差を上ったり床のスイッチを押したりすることで、クリアに必要なアイテムが入手可能になったり、ダンジョンの奥へ行けるようになったりする。
箱は1度に1箱だけ、押し動かすことができる(倉庫番と同様)。箱の半分の高さの段差ならば押し上げることも出来るが、半分に潰れた箱や重なった箱の下側は押しても動かせない(一番上の箱は足場があれば押し動かせる)。箱にはいくつかの種類があり、パズルをクリアするには各箱の特性を上手く利用しなければならない。また箱の移動範囲が枠で固定されている場所や、他のアイテムやスキルも併用しないとクリアできない場所もある。
フィールドの草花やダンジョン内の箱、壷などは、攻撃すると破壊可能。武器で攻撃すると武器の熟練度がわずかに上がるほか、まれに小額ゴールドや鍵、骨を落とすことがある。ただし、箱や壺の一部には攻撃したり、魔法を当てると爆発するものもある。これを逆手にとってモンスターを爆発に巻き込んで倒すことも可能。
エンドロール終了後、クリア時点での時間やレベルなどにより、プレイング評価が表示される。評価項目は以下のとおり。
ファルコムの公式メールマガジン登録者限定で、追加ダンジョンがプレイできる拡張プログラムが配布された。現在は公式サイトのサポートページより誰でも入手可。
内容は、本編以上に強化されたモンスターが出現するランダム生成ダンジョン。それに伴い、キャラクターのレベル上限も20から30へと引き上げられている。