ザ・フライング・ダイナソー | |||||||||||||
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アトラクションのエントランス(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン / 2018年) | |||||||||||||
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主なデータ | |||||||||||||
種類 | ライド・アトラクション(フライング・ローラーコースター) | ||||||||||||
製造者 | ボリガー&マビラード | ||||||||||||
テーマ | ジュラシック・ワールド | ||||||||||||
高さ | 46 m (151 ft) | ||||||||||||
落差 | 38 m (125 ft) | ||||||||||||
全長 | 1,124 m (3,688 ft) | ||||||||||||
速度 | 100 km/h (62 mph) | ||||||||||||
両ごとの定員数 | 32 | ||||||||||||
列数 | 8 | ||||||||||||
列ごとの定員数 | 4 | ||||||||||||
所要時間 | 約3分 | ||||||||||||
身長制限 | 132cm以上および198cm以下 | ||||||||||||
協賛 | 株式会社ジェーシービー[1] | ||||||||||||
チャイルドスイッチ | 利用可能 | ||||||||||||
ユニバーサル・エクスプレス・パス 利用可能 | |||||||||||||
シングルライダー 利用可能 | |||||||||||||
車椅子から降りる必要あり |
ザ・フライング・ダイナソー(英: The Flying Dinosaur)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのジュラシック・パークにある、映画『ジュラシック・パーク』をテーマにしたローラーコースタータイプのライド・アトラクションである[2][3]。
本アトラクションは、2016年3月31日にパーク開業15周年を迎えることから、その第1弾としてオープンした。「プテラノドン」に背中をつかまれたゲストが、野生本能の赴くままに360度振り回され、眼下に広がる「ジュラシック・パーク」の世界を飛び回るアトラクションとなっている[4]。
コースの全長は1,124m、ファーストドロップにおける落下高度は37.8m。これは登場時フライング・コースターとしては世界最大であった。起伏の激しいコースと、大きな高低差が生み出す過重力、「ジュラシック・パーク」の世界観という3つの要素が組み合わされた[5]。
乗車中に記念撮影が行われ、降車後に購入出来る。「ディスカバリー・レストラン」付近にカメラがあり、コースターがラグーン沿いを走行する途中で撮影されている。
開業初日は待ち時間が最大750分待ちを記録し、パークオープンから約20分で受付終了した。
2016年6月22日には、乗車人数が3カ月(97日)で100万人を突破した[6]。
当時は本アトラクションのコース全長1,124mがフライング・コースターとして世界最長とされていたが、2020年9月17日にドイツのテーマパーク、ファンタジアランドにコース全長1,236mのフライング・コースター「F.L.Y.」が開業した為、現在は世界で2番目に長いフライング・コースターとなっている。
車両は3編成あり、先頭に配されたプテラノドンには赤の「カザール」・緑の「ジャンガリー」・青の「アラション」と色毎に名前がついている[7]。
2015年6月、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、映画『ジュラシック・ワールド』をテーマにした新たなアトラクションをオープンさせることを発表した。その後7月には建設が始まり、同年10月2日に本アトラクションのオープンを正式に発表した[8]。
2016年11月11日11時頃、ゲストの高校生の男子生徒が、持ち込みが禁じられている携帯電話を所持していたことが判明し、クルーがライドの発進直後に緊急停止させた。乗っていたゲスト32人が一時取り残されたが、けが人はなかった。ライドは上り坂で止まった状態になり、スタッフが約40分かけて1人ずつ降ろした[9]。
2017年9月29日14時10分頃、アトラクションがシステムの不具合を示す警報が鳴ったため、ゴールする直前に緊急停止した。乗車していたゲスト約30人が最大で約30分間身動きできない状況になった。けが人や気分が悪いと訴えた人はいなかった。ゲストは約30分かけて1人ずつ降ろされ、メンテナンスをした後に運行再開した。広報担当者は「安全確認のための措置だった」と話した[10]。
2018年5月1日16時45分頃、終点直前のコースにあるモーターの制御部品が動作不良を起こし、安全装置が作動したため、ライド2両が緊急停止した。ゲスト計64人が乗車しており、うち1両の乗客が、高さ20 - 30メートルの地点で宙づりの状態で最長約2時間にわたり取り残された。けが人はいなかった。安全が確認されたとして19時過ぎに運行を再開した[11][12][13][14]。
2019年1月2日12時過ぎ、長さ約10センチのボルト2本がコースターの下に設置された防護用ネットに引っかかっているのが見つかった。レール同士の接合部を補強するためのボルト28本の一部が破損して、落ちたとみられるという。ゲストからの指摘を受けて運行を停止し、閉園後に新たなボルトを入れ、安全点検も実施した。翌日より開園時から通常通り運行再開した。けが人はいなかった[15][16][17]。