『ザ・ベスト・オブ・ジョージ・ハリスン』 | ||||
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ジョージ・ハリスン の ベスト・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | Parlophone(UK)/Capitol(US)/EMIミュージック・ジャパン/オデオン(JPN) | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョージ・ハリスン アルバム 年表 | ||||
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『ザ・ベスト・オブ・ジョージ・ハリスン』は、1976年11月8日に発表されたジョージ・ハリスンのベスト・アルバムである。日本では同年12月20日にリリースされた。
1976年、ザ・ビートルズ時代からの10年契約が切れたことによってポール・マッカートニー以外のビートルズの元メンバーはEMIとの契約を更新せず、古巣EMI/アップル・レコードを離れた(ハリスンはワーナー傘下の自己レーベル“ダーク・ホース”に、リンゴ・スターはアトランティック・レコードに移籍、ジョン・レノンはどことも契約せず活動休止)。それに伴って同年にパーロフォンから発売されたのがこのベスト・アルバムである。
A面にビートルズ時代の彼のオリジナル曲7曲、B面にビートルズ解散後のシングルヒット曲6曲が収録されている。同時期にはマッカートニー以外のメンバーのベスト・アルバムが相次いでリリースされたが、レノンの『シェイヴド・フィッシュ』やスターの『想い出を映して』がどれもソロ時代のヒット曲から構成されていたのに対し、ハリスンのアルバムだけがビートルズ・ナンバーを交えた選曲となっていた。こういったソロ・アーティストとしてのキャリアを踏みにじるような選曲や、あたかもダーク・ホース・レーベルからの移籍第1弾アルバム『33 1/3』のセールスを妨害しようとしているかのような発売日設定にハリスンは当時、激怒したといわれている。『ビルボード』誌アルバム・チャートでは、最高位第31位を記録。『キャッシュボックス』誌では、最高位29位を記録と上位にランクされていないが、RIAAゴールド・アルバムを獲得している。日本ではオリコンチャートで最高51位だった。オリジナルは麦わら帽子にTシャツのハリスンが黄色いクラシック・カーの前で微笑する写真がジャケットになり、キャピトルはハリスンの似顔絵をあしらい、裏は宇宙をモチーフに65年、67年、69年の顔を浮かび上がらせた物でインナーには幼年時代のハリスンを使っていた。安値盤はホワイト・アルバムの68年のポートレイトを使用していた。