H. chungkingensisの化石は重慶市の付近に分布する上部沙溪廟層(英語版)で産出した。ホロタイプ標本は頭蓋骨の骨格と尾の皮骨板からなる。後により完全な標本が発見・記載されており、本標本からは本種の体骨格について多くの情報がもたらされている[3][11]。H. dashanpuensisは下部沙溪廟層で発見されている[3]。
H. chowiも上部沙溪廟層で発見されている[3]。ホロタイプ標本はほぼ完全な頭蓋骨、下顎、大部分の脊柱、部分的な肩帯および腰帯、大部分の前肢、後肢の断片、および多数の皮骨板から構成されている[3]。H. chungkingensisとは、鼻骨の間に浅い長軸方向の窪みが存在すること、前頭骨の眼窩の縁に沿って稜が存在すること、上側頭窓の内側の縁に沿って明瞭な稜が存在すること、鱗状骨の後外側突起が外側・下側・後側に長く伸びていて鱗状骨が結果として内側にアーチを描くこと、翼状骨の内腹側稜が翼状骨の本体に起源を持つこと、また内鼻孔がより前側に位置することといった頭蓋骨の特徴に基づいて識別可能である[3]。
^ abcdClark, James M. (2011). “A new shartegosuchid crocodyliform from the Upper Jurassic Morrison Formation of western Colorado”. Zoological Journal of the Linnean Society163 (s1): S152–S172. doi:10.1111/j.1096-3642.2011.00719.x.
^Li J. L., Wu X. C., Li X. M. 1994. New material of Hsisosuchus chungkingensis from Sichuan, China. Vertebrata PalAsiatica32 (2): 107-126. (in Chinese with English summary)