シッダ(サンスクリット語: सिद्ध、siddha)とは、インドの宗教、文化で使用される用語で、完成した者(成就者)を意味する[1][2]。
肉体的、霊的・精神的な完成、悟りを極めた者を指す。ジャイナ教においては、解脱した存在を意味する。また、超常的な能力シッディ(英語版)(サンスクリットで完成の意、仏教では神通力(サンスクリット: ṛddhi)とも訳される。)を獲得した人間も指す。そこから、神通力そのもの、ある種の半神を意味する[3]。
禁欲主義、サドゥー、ヨーギーなどの修行でよく使われる[4]。