シティボンバー

シティボンバー
(City Bomber)
ジャンル レースゲーム
対応機種
開発元
  • AC
  • コナミ工業
発売元
  • AC
  • コナミ
音楽 小倉努
人数 1人
メディア
発売日
  • AC
  • 日本の旗 1987年11月[1]
  • Xbox 360 / Win
  • 世界の旗 2020年8月25日
  • PS4 / Switch
  • 世界の旗 2024年12月5日
対象年齢
デバイス 8方向レバー+3ボタン[1]
システム基板 バブルシステム[注 1]
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シティボンバー』(: City Bomber)は、1987年11月にコナミが発売した業務用ビデオゲーム[1]。ギャングが運営するカジノから売上金を盗んだ怪盗306号がギャングたちの車を破壊しながら逃走する、アクション要素を盛り込んだ縦スクロールのレースゲームである[1]

本作はコナミのシステム基板バブルシステム」を使用しており、改造用サブ基板の形でソフトが販売された[1][注 1]

家庭用への移植としては2010年Xbox 360Microsoft Windows用レトロゲーム配信サービスの『Game Room』で配信。また、2024年に『アーケードアーカイブス』の1作品としてPlayStation 4Nintendo Switchで配信が開始された。

概要

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同社作品の『ロードファイター』のようなトップビューのレースゲームに、アクションやシューティングゲームの要素を付加した作品。

プレイヤーは悪徳カジノから現金を奪った主人公が乗る車を操作し、主人公を追跡するギャングやパトカーといった追手からの逃げ切りを図る。各エリアに設けられた規定時間内にチェックポイントを通過すれば、ステージクリアとなる。全5面。エリア5をクリアし逃げ切りに成功するとエンディングが流れ、その後2周目が始まり再びエリア1からのスタートとなる。

スティックレバーは自車の速度と方向調整、3ボタンはそれぞれショット、ジャンプ、ブレーキに割り振られており、これらを駆使して敵車をはじめとする障害物を突破していく。 また道中では敵車を破壊することでパワーアップアイテムがいくつか出現する。これらを取得することでジャンプ中の滞空時間アップや敵車への攻撃強化が可能となる(一部使用時間制限付きのものもある)。

音楽面では同社開発の波形メモリ音源「SCC」を搭載。また2周目以降は、エリア3のBGMが別の曲になる仕様がある。サウンドトラックとしては、1991年発売の『コナミ・オールスターズ ~千両箱 平成4年版~』などに収録されている。

移植版

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タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 備考
シティボンバー 世界の旗 2010年8月25日[7] Krome Studios Microsoft Game Studios ダウンロード
Game Room
シティボンバー 世界の旗 2024年12月5日[8][9][10] PlayStation 4
Nintendo Switch
ハムスター
(移植担当)
ハムスター ダウンロード
アーケードアーカイブス
日本版、海外版を収録

脚注

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注釈

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  1. ^ a b バブルシステムは磁気バブルメモリを使用するシステム基板として1985年に発表されたが、磁気バブルメモリカセットによる供給は同年のうちに4タイトルで終了していた[5]。しかし、バブルシステムは市中にある程度の数が出回っていたことから、コナミは1987年にROM基板交換の方式で3タイトル(『シティボンバー』『ブラックパンサー』『ライフフォース[5])を発売した[6]

出典

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  1. ^ a b c d e f “バブルシステム”改造用 戦闘ドライブで コナミから「シティボンバー」基板」『ゲームマシン』第321号(アミューズメント通信社)1987年12月1日、21面。オリジナルの2020年1月31日時点におけるアーカイブ。2024年12月4日閲覧。
  2. ^ 『アーケードアーカイブス シティボンバー』日本向け公式サイト”. ハムスター. 2024年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月4日閲覧。
  3. ^ 『Arcade Archives City Bomber』北米向け公式サイト”. ハムスター. 2024年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年12月4日閲覧。
  4. ^ 『Arcade Archives City Bomber』欧州向け公式サイト”. ハムスター. 2024年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年12月4日閲覧。
  5. ^ a b ROM交換によるTVゲームソフト供給方式 業務用システム基板のメーカー各社の対応と展開 現在9社が計13種類を発売中」『ゲームマシン』第410号(アミューズメント通信社)1991年9月1日、8-10,12面。オリジナルの2020年1月31日時点におけるアーカイブ。2024年12月4日閲覧。
  6. ^ ROM交換によるTVゲーム新ソフト交換方式 業務用システム基板の経緯とメーカーの対応」『ゲームマシン』第477号(アミューズメント通信社)1994年8月1日、13-15面。オリジナルの2020年1月31日時点におけるアーカイブ。2024年12月4日閲覧。
  7. ^ Microsoft Game Room [@LIVEGameRoom] (2010年8月20日). "August 25th Game Release". X(旧Twitter)より2024年12月4日閲覧
  8. ^ 【アケアカ】『シティボンバー』が12月5日配信、コナミの秀作カーアクション。空まで飛べる愛車を乗りこなし、ギャングたちから逃げ切れ”. ファミ通.com. KADOKAWA (2024年12月4日). 2024年12月4日閲覧。
  9. ^ 簗島 (2024年12月4日). “「アーケードアーカイブス シティボンバー」,12月5日配信。特別製の愛車を駆って,ギャングたちの追っ手から逃げ切るカーアクションゲーム”. 4Gamer.net. Aetas. 2024年12月4日閲覧。
  10. ^ 緑里孝行 (2024年12月4日). “「アーケードアーカイブス シティボンバー」12月5日配信開始!特別製の愛車を操縦し追手から逃げ切ることを目的としたカーアクション”. GAME Watch. インプレス. 2024年12月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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