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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | シネマジック |
本社所在地 |
日本 〒165-0021 東京都中野区丸山2-6-12 |
設立 | 1983年11月11日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 9011201002445 |
事業内容 |
成人向けビデオの企画制作販売 映像ソフトコンテンツの版権貸出 書籍・雑誌・写真集等の出版 |
代表者 | 吉村彰一[1] |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 25名 |
外部リンク | https://www.cinemagic.co.jp/ |
株式会社シネマジック(CineMagic)は、1983年に設立された日本のアダルトビデオメーカーである[2]。
サン出版の社員だった吉村彰一が1983年に設立[1]。アートビデオと並ぶSMビデオの老舗[3]。80年代後半には単体アイドル路線のAVも作成していたが(レーベル名Annie)[4]、現在はほとんどの作品がSMモノかSM色の強いフェチモノである。社名は当初団鬼六のSM映画を製作したかったことにちなんでおり、映画=シネマと思いがけないこと=マジックの意味である[5]。第1作は、『S&M;生撮り 悦縛!愛奴A』(1983年)[5]。
設立後しばらくは無審査メーカーだったが、当局の規制強化を受け、1985年、日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)に加入した。
それまで暗く陰惨だったSMのイメージをガラリと変える美麗なパッケージで登場、アートビデオと人気を二分するメーカーとなった[1]。
1985年にリリースした菊池エリのAVデビュー作ともなった『シスターL』は、大ヒットを記録し、シリーズ化され3作品が発売され、いずれもヒットを記録した[6]。
1986年には、島崎梨乃の『インモラル女高生』、『魔性の柔肌』、岡本百合の『愉芽の絆』、樹まり子の『ラバーM』がヒットを記録した[7]。
また1990年からリリースした、「奴隷秘書シリーズ」では、矢沢ようこ、小林ひとみ、渡瀬晶というトップ女優を起用、無名モデルが多く使われるSMビデオの常識を覆した[7]。
1992年には森川いづみ主演の長編ドラマ『インモラル・ハート』全6本をリリースした[6]。
2000年には当初の夢であった団鬼六作品の映画化を、廣木隆一監督、大杉漣主演の一般映画『不貞の季節』を制作、高い評価を受けた[8]。
2002年には一般映画の大作『およう』を製作委員会方式で主導製作し、松竹系で公開した。団鬼六原作、東映のベテラン関本郁夫監督、主演が世界的バレエダンサーの熊川哲也と竹中直人という組み合わせである。
2006年、ビデ倫を脱退[9]、レンタル商品は9月より、セル商品は10月よりコンテンツ・ソフト協同組合(メディ倫)の審査に移行した。
2007年7月より、流通をアウトビジョン(北都)に委託している。
SMビデオの巨匠と呼ばれる川村慎一監督が20年以上[10]、ホームグラウンドとして撮り続けてきたメーカーである[11]。
編集が終わった素材は裏流出防止のため、廃棄しているという[9]。
2015年、自社ビルをリノベーションして撮影スタジオとして稼働させる。
2023年、SMドラマ作品に加えフェチや男の娘などのアブノーマルよりのレーベルも運営する。