建築や美術の教師をした後、1856年に政府の建築物の検査官になり、1859年にパリの新聞、「ル・モンド・イリュストレ」の特派員としてスペイン・モロッコ戦争の取材のためスペインを訪れた。スペイン軍の指揮官、レオポルド・オドンネルのスタッフとしても働いた。戦争の取材が終わった後、スペイン滞在を続け、当時まだ世間には知られていなかったスペインの画家、フランシスコ・デ・ゴヤを研究し、その成果は1967年になって「ゴヤの生涯と作品(Goya, sa vie, son œuvre)」の出版となった。1860年にはイタリアも旅し、後にイタリアの歴史上の人物に関する著作も行った。
1861年にパリに戻ると、建設中のパリ、オペラ座の建築検査官を務め、自身のイラストを掲載したスペインやスペイン・モロッコ戦争に関する作品を執筆し、出版した[2]
。1864年に雑誌「ル・モンド・イリュストレ」の芸術や文芸部門のスタッフになるために、建築の仕事は止めた。『通りのセレブ(les Célébrités de la rue)』という作品を出版し、作家としての名声を得た。マルキ・ド・ヴィルメール(Marquis de Villemer)というペンネームで、隔週刊の文芸紙だった絵入り新聞「ル・フィガロ」に記事を書き始め、これらの記事は、後に『パリジャンの肖像とコスモポリタンの肖像』というタイトルで出版された。
^Todtenschau – Charles Yriarte †. In: Deutsche Bauzeitung; die Bauzeitung vereinigt mit Baukunst und Werkform. Nr. 34. Stuttgart 1867, S. 216
^Charles Yriarte: L’art en France. C. N. Greig, Paris 1895.
^Nekrologe – Paris. In: digi.ub.uni-heidelberg.de (Hrsg.): Kunstchronik: Wochenschrift für Kunst und Kunstgewerbe. Neue Folge 9, Heft 22, 21. April 1898, Sp. 360.
Yriarte, 1) Charles. In: Meyers Konversations-Lexikon. 4. Auflage. Band 16, Verlag des Bibliographischen Instituts, Leipzig/Wien 1885–1892, S. 808.
Albert Kaempfen: Charles Yriarte. In: Gazette des beaux-arts: la doyenne des revues d’art. Heft 5. Paris 1898, S. 431–433, doi:10.11588/diglit.24683.41 (fran