シャルル・サクルゥ

シャルル・サクルゥ (1897)

シャルル・サクルゥ(Charles Joseph Sacleux、1856年 - 1943年)はフランスの宣教師である。バガモヨ(現タンザニア)などの東アフリカで働いた。フランスにおけるスワヒリ語研究の創始者とされる[1]。アフリカの植物研究でも知られる。

聖霊宣教会の宣教師として、19世紀末の20年間をバガモヨやザンジバルで働いた。スワヒリ語に関する著作を行った最初のカトリックの宣教師で、1891年に辞書、"Dictionnaire Français-Swahili"を編集し、これは1941年に出版された。1909年に文法書、"Grammaire des dialectes Swahilis" を発表した。聖歌をスワヒリ語に翻訳し、現在も東アフリカのカソリック教会で歌われている。

コモロ語の辞書、"Le dictionnaire Comorien-Francais et Francais-Comorien"も作成した。

東アフリカの植物研究も行い、東アフリカの植物、コケ類、海藻などを収集し、パリ自然史博物館やモンペリエ大学に送った。1998年にパリに戻った後、自ら植物の分類作業を行った。[2]

オクナ科Gomphia sacleuxiiツヅラフジ科Triclisia sacleuxiiなどに献名されている。

参考文献

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  1. ^ Charles Sacleux (1856-1943) fondateur des études swahili en France
  2. ^ The Spiritual in the Secular: Missionaries and Knowledge about Africa by Patrick Harries, David Maxwell