シュザンヌ・ダンコ

シュザンヌ・ダンコ(Suzanne Danco, 1911年1月22日 - 2000年8月10日)は、ベルギー出身のソプラノ歌手。[1][2][3][4]

ブリュッセルの生まれ。ブリュッセル王立音楽院で声楽を学び、1936年にウィーンで開催された声楽コンクールで優勝した。このときに知り合った指揮者のエーリヒ・クライバーに勧められてプラハに留学し、フェルナンド・カルピに声楽を学ぶ。1940年にイタリアに渡り歌手として活動を始め、翌年にジェノヴァでヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》の公演にフィオルディリージ役として参加してオペラの初舞台を踏んだ。1948年にはミラノのスカラ座に初登場し、イギリスのグラインドボーン音楽祭にも出演している。1949年にナポリのサン・カルロ劇場でアルバン・ベルクの《ヴォツェック》がイタリアで初上演された際にはマリー役として出演した。1951年にはコヴェントガーデン王立歌劇場にも出演。1970年に現役を引退。

フィエーゾレにて没。

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