『シルヴァー・ポニー』 | ||||
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カサンドラ・ウィルソン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
2009年11月 スペイン 2009年12月 ニューオーリンズ パイアティ・ストリート・スタジオ | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | カサンドラ・ウィルソン、ジョン・フィッシュバッハ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
カサンドラ・ウィルソン アルバム 年表 | ||||
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『シルヴァー・ポニー』(Silver Pony)は、アメリカ合衆国の歌手、カサンドラ・ウィルソンが2010年に発表したアルバム。日本で先行発売された[1]。スペインにおけるライヴ録音と、ニューオーリンズにおけるスタジオ録音が混在した内容である[2][3]。
アルバムのタイトル及びジャケットは、ウィルソンの幼少時の思い出に基づいている。ある日、自宅の近所にポニーを連れた男が来て、代金を払えば写真を撮ると言い、兄は断ったがウィルソンはポニーに乗り写真を撮ってもらったという[2][4]。なお、本作のCDブックレット中には、ジャケット・デザインの元になった実際の写真も掲載されている。
「恋人よ我に帰れ」や「セント・ジェームズ病院」は、前作『ラヴァリー〜恋人のように』(2008年)でも録音された曲のライヴ・ヴァージョン。「サドル・アップ・マイ・ポニー」は、チャーリー・パットンが「ポニー・ブルース」というタイトルで発表した曲のカヴァーで、ウィルソンは『デイリー・テレグラフ』紙のインタビューで「巷ではロバート・ジョンソンなら少しは知られていて、彼がデルタ・ブルースの父とみなされているけど、チャーリーこそが真のパイオニアなのよ」と語っている[4]。
「ウォッチ・ザ・サンライズ」はジョン・レジェンドが提供した曲で[5]、レジェンドはレコーディングにもボーカルとピアノで参加した[6]。なお、The Rootに掲載されたウィルソンのインタビューによれば、レジェンドはウィルソンのアルバム『ニュー・ムーン・ドーター』(1995年)を愛聴していたとのことで、「私は驚いたし、光栄に思ったけど、彼に会ってみると本当に謙虚な人だった」と語っている[5]。
アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200入りを逃すが、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは6位、トップ・ヒートシーカーズでは21位を記録した[7]。
Steve Leggettはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ウィルソンと彼女のバンドは、秀逸かつ殆ど継ぎ目のない音楽一式を創造し、実に多くの領域を探求している一方で、まとまりも取れている」と評している[6]。また、Lewis J. WhittingtonはAll About Jazzにおいて5点満点中4.5点を付け「『シルヴァー・ポニー』のタイトであり雑多でもあるプログラムは、ジャズ/ブルース歌手カサンドラ・ウィルソンが絶好調にあることを表している」と評している[3]。
特記なき楽曲はカサンドラ・ウィルソン、レジナルド・ヴィール、ハーリン・ライリー、ジョナサン・バティステ、マーヴィン・スーウェル、レカン・ババロラの共作。