ジェイコブ・ジヴ Jacob Ziv | |
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ジェイコブ・ジヴ(2009) | |
生誕 |
1931年11月27日 イギリス委任統治領パレスチナ ティベリア |
死没 | 2023年3月25日(91歳没) |
居住 | イスラエル |
研究分野 | 情報理論 |
研究機関 |
イスラエル工科大学 イスラエル国防省 ベル研究所 |
出身校 | イスラエル工科大学 |
主な業績 | LZ77・LZ78 |
主な受賞歴 |
イスラエル賞(1993年) ハミングメダル(1995年) クロード・E・シャノン賞(1997年) |
プロジェクト:人物伝 |
ジェイコブ・ジヴ(ヘブライ語: יעקב זיו, Jacob Ziv、1931年11月27日 - 2023年3月25日)は、イスラエルの電気工学者である。可逆データ圧縮アルゴリズムであるLZ77・LZ78の開発者の一人である。
ジヴは1931年11月27日にイギリス領パレスチナのティベリアで生まれた。イスラエル工科大学で学び、電子工学の分野で理学の学士号を1954年に、理学修士号を1957年に受けた。1962年にマサチューセッツ工科大学(MIT)より理学博士号を受けた。
1970年よりイスラエル工科大学の教員となり、現在は電気工学のHerman Gross ProfessorおよびTechnion Distinguished Professorである。ジヴの研究分野はデータ圧縮・情報理論・統計的通信理論である。
1974年から1976年まで電気工学科の学科長、1978年から1982年まで学務副総長を務めた。1987年から3年間のサバティカルの間、ベル研究所情報研究部に在籍した。
1955年から1959年まで、イスラエル国防省の主任研究員として、通信システムの研究開発に従事した。MITの博士課程に在籍していた1961年から1962年までの間、Melparの応用科学部門の主任研究員として通信理論の研究を行った。1962年に通信部の主任としてイスラエル国防省の科学部門に戻り、イスラエル工科大学電気工学科の助手となった。
1968年から1970年まで、ベル研究所の技術スタッフのメンバーとなった。1985年から1991年まで、イスラエルの大学計画補助委員会の委員長だった(大学計画補助委員会は、イスラエル政府と大学との間の橋渡しをし、予算案を作成して政府に提出し、それを各大学に割り当てる)。1981年からイスラエル科学・人文アカデミーに在籍し、1995年から2004年までその代表を務めた。
2023年3月25日、死去[1][2]。91歳没。その前月にはLZ77を共に開発したエイブラハム・レンペルも死去していた。