ジェリーとジャンボ(ジェリーとジャンボ、Jerry and Jumbo)は、1953年2月21日に公開された『トムとジェリー』シリーズの短編映画作品。
真夜中に走っていたサーカスの汽車。子ゾウのジャンボは母親と眠っていたところ、汽車から転げ落ちてしまう。そして転がった末に、トムの家へと入り込む。
一方、眠りにつこうとしてベッドに入ったトムは寝床に違和感を覚える。何とジャンボがベッドの下にいたのだ。トムを乗せたまま走り出したジャンボは眠るトムを振り落とした挙句、物陰から鼻を使ってトムのミルクを盗み飲みする。
その頃、ジェリーは冷蔵庫からミルク盗み飲みしていた。そこへトムがやってきて、自分のミルクを盗み飲みしたのがジェリーだと疑い殴りつけようとする。すんでのとこでジャンボは鼻でジェリーを吸い取って救う。それから2匹は意気投合して落花生を盗みにかかるが、それもトムにばれてしまい物置部屋に追い詰められてしまう。
そこでジェリーはジャンボに自分と同じ色のペンキを塗りつけ、ネズミに化けさせる。何も知らないトムは、ジェリーと「巨大ネズミ」の入れ替わり立ち代りに混乱しドタバタを起こし、自棄になって猟銃を撃ちまくる。
そこへジャンボを探していた母親ゾウがジャンボと再会。そして、ジャンボは自身と同じように母親にペンキを塗りつけ「超巨大ネズミ」に化けさせた。
ジェリーに巨大ネズミ、そして超巨大ネズミ。混乱するトムはついに発狂し、(旧吹き替え版では「いやー!お化けだー!」と喚きながら)地平線の彼方へ走り去っていくのだった。