ジェームス・ホールデン (James Holden) はオックスフォード在住のDJ、音楽プロデューサーである。プログレッシブ、アシッドハウス、テクノ、エレクトロなど多岐にわたるジャンル・レスで、個性的なスタイルをもっている。
学生時代から音楽制作活動を開始し、SIlver Planet と契約を開始した。
その後自身のレコードレーベルである Border Community を設立し、ダンスミュージックに新たな時代をもたらした。
大箱至上主義から、質を重視する音楽への転換期を担った人物である。 マドンナやブリトニー・スピアーズ等のミックスも手がけている。
楽曲制作は高価な機材やソフトを並べて行うのではなく、フリーソフトの「Buzz Machines」を主に使用している事を公言している。 近年のスタイルはよりフリーキーさを増しながらも、それだけに傾倒せず、絶妙のセンスをもってギリギリの破綻しないレベルでスタイリッシュに編集された新解釈のハウス・ミュージックと呼べるものとなっている。
HoldenはミックスCD"Balance005"をリリースした。複雑なサウンドが特徴だった。
この頃からのHoldenは、天才的でアクロバティックなプレイをはじめる。曲の持ち味を活かした複雑なサウンドをフロアに送り出す事が特徴的である。
他のDJや過去の彼自身と比較して、2007年冬以降 Holden のDJプレイは遅めのテンポになってきた。原曲の持ち味を殺さずゆったり音楽を聞かせるのが彼の特徴である。
2007年からはロンドンの人気クラブThe Endでレジデントを務めるなど楽曲制作やDJだけでなく、クラブカルチャー全般を盛り上げようと努力している。
HoldenはBritney のミックス依頼を打診された時、マジョリティーに属する楽曲のため受けるかどうか悩んでいた。しかし「"Breath On Me"がBritneyの曲の中では良いほうだ」、「Britneyのアカペラを自分のコンピューターで好きなようにエディットできる機会なんて無い」、「彼女の曲だったら自分の母や彼女、妹でも知っている」という事で、結局は依頼を受けることにしたという。しかし Britney のプロデューサーがあまりにも壊れたミックスに憤慨し、"Breath On Me (Holden Dub)" はメジャーリリースされなかった。尚、Holden 自身は ageHa をはじめとしたクラブでこの曲をDJプレイしている。