ジャガー・XK140(Jaguar XK140)はイギリスの自動車メーカージャガーが1954年[1][2]から1957年まで[2]生産していたスポーツカーである。
1954年のロンドンモーターショーにマークVII Mと同時に、XK120の後継改良型として発表された[2]。XK140という名前は最高速度が140mph(約225km/h)であることによる。
外観はXK120と似ている[2]が、「フロントグリルの、縦バーの本数が少ない[2]」「バンパーが大型化された[2]」点で識別できる。またクーペモデルはイメージそのままに室内が165mm延長され、2+2になった[2]。
クーペの場合ボディは全長4,470mm、全幅1,640mm、全高1,400mm[1]。ホイールベース2,590mm、車両重量1,295kg[1]。
搭載された直列6気筒のXKエンジンは内径φ84.0mm×行程106.0mmの3,442cc[1]で、圧縮比は8.0[1]、SU製1 3/4のツインキャブレター[1]を装備し出力はマークVII Mと同様190hp[2][1]/5,500rpm[1]、トルク28.1kgm/3,000rpm[1]に向上、SE仕様ではCタイプのシリンダーヘッドを流用し210hp/5,700rpmを発揮した[2]。搭載位置はキャビン足元スペースを確保するため76.2mm前方へ移動、これにより重量配分が50:50になり、ハンドリング向上にも寄与している[2]。
ブレーキも前後ともドラム[1]ながら改良された。
ステアリングもCタイプと同じく[2]ラック・アンド・ピニオン[2][1]を装備した。
タイプ | 1940年代 | 1950年代 | 1960年代 | 1970年代 | |||||||||||||||||||||||||||||||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
スポーツカー | XK120 | XK140 | XK150 | EタイプS1 | EタイプS2 | EタイプS3 | XJ-S | ||||||||||||||||||||||||||||
セダン | Mk1 | Mk2、240、340 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Sタイプ(初代) | XJ-C | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
420 | XJ6 S1 | XJ6 S2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
マークIV | マークV | マークVII | マークVIII | マークIX | マークX | 420G | XJ12 S1 | XJ12 S2 | |||||||||||||||||||||||||||
スーパーカー | XKSS | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーシングカー | Cタイプ | Dタイプ | Eタイプライトウェイト | XJ13 | XJ-C | XJ41 / XJ42 | |||||||||||||||||||||||||||||
経営主 | ウィリアム・ライオンズ | BMH | ブリティッシュ・レイランド(→国有化) |