ジャスティン・ウォルドロン | |
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フィンランドのヘルシンキで | |
生誕 |
1988年6月18日(36歳) コネチカット州 |
住居 | サンフランシスコ, 東京 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
職業 | 起業家、投資家 |
著名な実績 |
ジンガの共同創立者 エンジェル投資家 |
ジャスティン・ウォルドロン (Justin Waldron、1988年6月18日-)[1] は、アメリカ人のインターネット起業家。特に、オンラインソーシャルおよびモバイルゲームの制作会社ジンガの共同創立者として知られている。ジンガは、2015年までに55億ドル市場に達すると予想されるソーシャルゲーム業界のパイオニアと見なされている[2] 。創立から4年以内に10億ドル企業に成長し、2011年には、NASDAQ株式市場においてGoogle以来最大の新規株式公開 (IPO) を実現した[3] 。ウォルドロンは、2013年10月にジンガを辞任し[4]、現在はエンジェル投資家として精力的に活動、 また日本及びシリコンバレーの様々なテクノロジー企業の顧問も務めている。
日本では、2010年8月にウノウ株式会社を買収しソフトバンクグループと合弁会社「ジンガジャパン」を設立した [5]が、2013年1月31日付で解散した[6]
ジンガの代表的なゲームには、Words With Friends (ワード・ウィズ・フレンズ)、CityVille (シティビル)、FarmVille (ファームビル)、Zynga Poker (ジンガポーカー)、Mafia Wars (マフィアウォーズ)、Empires & Allies (エンパイアズ・アンド・アライズ)、Adventure World (アドベンチャーワールド) などがある[7]。
ウォルドロンは、アメリカ合衆国コネチカット州ウォータータウンに生まれ育つ。11歳の時に初めて自分のコンピューターをプレゼントされると、すぐにプログラミングを学び、最初のビデオゲームとウェブサイトを作成した[8]。マーク・ザッカーバーグなど他の著名テクノロジー企業の創立者らも子供の頃に遊びのつもりでやっていたというが、ウォルドロンも同様に、初期の頃はAOLへのハッキングも行っていた[8][9]。他にも、暇を見つけてはPlayStation 2のMIPsマシンコードを分解して解析し、独自の機能を追加しているなどして遊んでいた[8]。
高校に入ると、バーガーキングの割引クーポンコードのアルゴリズムを解読して、訪問者にサンドウィッチの割引クーポンコードを無制限に生成するというウェブサイトを公開した。このサイトがあまりに人気を博してしまったため、バーガーキングからサイト停止を求める勧告を受けてしまった[10]。
2007年、コネチカット大学を中退し、19歳でジンガの共同創立者となる[11] 。ジンガの初めての製品「ジンガポーカー」は、ウォルドロンが作成したものだ。その後は、製品開発や多くのチームを超えた会社全体の戦略を指揮した[12]。さらに、ジンガの他の創立者たちとの特別プロジェクトにも携わり、日本でのジンガ事業拡大中は、東京に滞在した[13]。
スプリッグ (Sprig)、ユアメカニックス (YourMechanic)、ギグスター (Gigster)、キックメッセンジャー (Kik Messenger)、サイドカー (Sidecar)、その他の企業において、初期段階での投資やアドバイスを行ったり、取締役会のメンバーに就任した。
ピーター・ティールのティール・ファンデーション (Thiel Foundation) で、「ティール・フェローシップの20 アンダー 20」プログラムの相談役として、大学中退という自らの体験を基に、若い起業家を支援している。