ジャド・リン(Judd Lynn)は、アメリカ合衆国の脚本家、テレビディレクター、プロデューサー。別名はチップ・リン(Chip Lynn)、ジャド・B・リン(Judd B. Lynn)との表記もある[1]。
フィルムスクールを卒業後、低予算場映画の制作に参加[1]。1991年、友人から『ダイノレンジャー』という子供向け番組のパイロット版への参加を誘われる[1]。それが『パワーレンジャー』として完成し、プロダクションマネージャーとしてパワーレンジャーシリーズの立ち上げから参加[2]。後に脚本家、監督、共同プロデューサーとしても参加するようになる[1]。1997年の第4シーズン『パワーレンジャー・ターボ』の後半からダグラス・スローンに代わってメインライターを務め、2001年の第9シーズン『パワーレンジャー・タイムフォース』までレギュラースタッフとして参加[2]。2009年の第17シーズン『パワーレンジャー・RPM』においてシリーズ途中から製作総指揮を担当[2]。2011年の第18シーズン『パワーレンジャー・サムライ』においても参加の打診があったが、脚本家としてのみの依頼であったため、参加を辞退した[3]。
2014年に全米脚本家組合を脱退し、フィナンシャル・コアとなる[4]。
2015年の『パワーレンジャー・ダイノチャージ』からはジョナサン・ヅァクワーに代わりショーランナーとして製作総指揮を担当し[5][6]、2020年の『パワーレンジャー・ビーストモーファーズ』シーズン2まで製作総指揮を担当した[7]。
ブライアン・カセンティーニはリンのパワーレンジャーシリーズにおける作りをスーパー戦隊シリーズをベースとしながらハイム・サバンの情熱を受け継いで子供たちに素晴らしい作品を見せていると評している[6]。