ジャリン・ソロモン

ジャリン・ソロモン Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム ジャリン・ソロモン
ラテン文字 Jarrin Solomon
国籍 トリニダード・トバゴの旗 トリニダード・トバゴ
競技 陸上競技短距離走
種目 400m
大学 アメリカ合衆国の旗 ニューメキシコ大学
生年月日 (1986-01-11) 1986年1月11日(38歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニューメキシコ州アルバカーキ
身長 165cm
体重 73kg
成績
オリンピック 4x400mR 3位(2012年
世界選手権 400m 準決勝3組4着(2013年
4x400mR 優勝(2017年
地域大会決勝 英連邦競技大会
400m 6位(2014年
4x400mR 3位(2014年)
自己ベスト
200m 20秒90(2013年)
400m 44秒98(2014年)
獲得メダル
陸上競技
トリニダード・トバゴの旗 トリニダード・トバゴ
オリンピック
2012 ロンドン 4x400mR
世界選手権
2017 ロンドン 4x400mR
2015 北京 4x400mR
世界室内選手権
2012 イスタンブール 4x400mR
2016 ポートランド 4x400mR
世界リレー
2014 ナッソー 4x400mR
英連邦競技大会
2014 グラスゴー 4x400mR
パンアメリカン競技大会
2015 トロント 4x400mR
中米カリブ競技大会
2010 マヤグエス 4x400mR
中米カリブ選手権
2013 モレリア 400m
2013 モレリア 4x400mR
2011 マヤグエス 4x400mR
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ジャリン・ソロモンJarrin Solomon1986年1月11日 ‐ )は、トリニダード・トバゴ陸上競技選手。専門は短距離走400mで、自己ベストは44秒98。2017年ロンドン世界選手権男子4×400mリレーの金メダリスト、2012年ロンドンオリンピック男子4×400mリレーの銅メダリストである。父は1980年モスクワオリンピック男子400mファイナリストマイク・ソロモン英語版

経歴

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2012年3月のイスタンブール世界室内選手権男子4×400mリレーでアンカーを務め[注 1]、決勝では3分06秒85のトリニダード・トバゴ記録(当時)を樹立しての銅メダル獲得に貢献[1]。自身初となる世界大会のメダルを獲得した。

2012年8月のロンドンオリンピック男子4×400mリレーに出場。オリンピック初出場とともに親子2代にわたるオリンピック出場も成し遂げると、2走を務め[注 2]、2分59秒40のトリニダード・トバゴ記録(当時)を樹立しての銅メダル獲得に貢献。4×400mリレーにおけるトリニダード・トバゴ勢のメダル獲得は、1964年東京大会で男子が銅メダルを獲得して以来、男女通じて48年ぶり史上2度目だった[2]

2015年8月の北京世界選手権男子4×400mリレー予選で2走を務め[注 3]、2分58秒67をマークしての決勝進出(組2着の全体2位)に貢献した[3]。決勝でトリニダード・トバゴチームは2位に入り、予選だけに出場したソロモンも銀メダルを獲得した。

2016年3月のポートランド世界室内選手権男子4×400mリレー決勝で1走を務め[注 4]、3分05秒51のトリニダード・トバゴ記録を樹立しての銅メダル獲得に貢献した[4]

2017年8月のロンドン世界選手権男子4×400mリレー決勝で1走を務め[注 5]、2分58秒12のトリニダード・トバゴ記録を樹立しての金メダル獲得に貢献。4×400mリレーではオリンピックも含めトリニダード・トバゴ勢初の金メダル獲得という快挙を達成した[5]

家族

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父のマイク・ソロモン英語版もトリニダード・トバゴ代表として活躍した陸上選手[6]。400mで45秒55(1980年)の自己ベストを持ち、1976年モントリオールオリンピック男子4×400mリレーで6位、1978年英連邦競技大会男子400mで4位、4×400mリレーで5位、1980年モスクワオリンピック男子400mと4×400mリレーで6位、1983年ヘルシンキ世界選手権男子800mで準決勝進出などの実績を持つ。

自己ベスト

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種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
200m 20秒90 (+1.3) 2013年4月6日 アメリカ合衆国の旗 アルバカーキ
300m 33秒20 2011年5月22日 ドイツの旗 プリーツハウゼン
400m 44秒98 2014年7月19日 ベルギーの旗 ヒュースデン=ゾルダー
室内
300m 33秒21 2014年2月15日 アメリカ合衆国の旗 ニューヨーク
400m 46秒23 2013年2月8日 アメリカ合衆国の旗 アルバカーキ
500m 1分01秒84 2014年2月8日 アメリカ合衆国の旗 ボストン
600m 1分16秒19 2013年2月16日 アメリカ合衆国の旗 ニューヨーク

主要大会成績

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備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2007 北中米カリブ選手権 (en エルサルバドルの旗 サンサルバドル 400m 6位 47秒09
パンアメリカン競技大会 (en ブラジルの旗 リオデジャネイロ 4x400mR 4位 3分03秒60 (3走)
世界選手権 日本の旗 大阪 4x400mR 予選 3分02秒92 (3走)
2009 中米カリブ選手権 (en キューバの旗 ハバナ 400m 予選 46秒89
4x400mR 6位 3分05秒17 (1走)
2010 世界室内選手権 カタールの旗 ドーハ 400m 予選 48秒37
中米カリブ競技大会 (en アメリカ合衆国の旗 マヤグエス 4x400mR 3位 3分04秒07 (4走)
2011 中米カリブ選手権 (en アメリカ合衆国の旗 マヤグエス 4x400mR 2位 3分01秒65 (2走)
世界選手権 大韓民国の旗 大邱 4x400mR 予選 3分02秒47 (2走)
2012 世界室内選手権 トルコの旗 イスタンブール 400m 予選 47秒82
4x400mR 3位 3分06秒85 (4走) トリニダード・トバゴ記録
オリンピック イギリスの旗 ロンドン 4x400mR 3位 2分59秒40 (2走) トリニダード・トバゴ記録
2013 中米カリブ選手権 (en メキシコの旗 モレリア 400m 優勝 45秒54
4x400mR 優勝 3分02秒19 (4走)
世界選手権 ロシアの旗 モスクワ 400m 準決勝 45秒43
4x400mR 6位 3分01秒74 (4走)
2014 世界室内選手権 ポーランドの旗 ソポト 400m 予選 46秒86
世界リレー (en バハマの旗 ナッソー 4x400mR 3位 2分58秒43 (4走) トリニダード・トバゴ記録
英連邦競技大会 (en イギリスの旗 グラスゴー 400m 6位 45秒82
4x400mR 3位 3分01秒51 (2走)
2015 世界リレー (en バハマの旗 ナッソー 4x400mR 7位 3分03秒10 (2走)
パンアメリカン競技大会 (en カナダの旗 トロント 400m 5位 45秒20
4x400mR 優勝 2分59秒60 (2走)
世界選手権 中華人民共和国の旗 北京 4x400mR 予選 2分58秒67 (2走) 決勝進出[注 6]
2016 世界室内選手権 アメリカ合衆国の旗 ポートランド 4x400mR 3位 3分05秒51 (1走) トリニダード・トバゴ記録
オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 4x400mR 予選 DQ (1走) レーン侵害
2017 世界リレー (en バハマの旗 ナッソー 4x400mR 4位 3分03秒17 (3走)
4x400mR 7位 3分25秒49 (1走) 男女混合
世界選手権 イギリスの旗 ロンドン 4x400mR 優勝 2分58秒12 (1走) トリニダード・トバゴ記録

脚注

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注釈

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  1. ^ メンバーは、1走ラロンデ・ゴードン、2走レニー・クオ、3走ジェリーム・リチャーズ英語版
  2. ^ メンバーは、1走ラロンデ・ゴードン、3走エイド・アレイン=フォート英語版、4走ディオン・レンドレ英語版
  3. ^ メンバーは、1走レニー・クオ、3走ディオン・レンドレ、4走ラロンデ・ゴードン。
  4. ^ メンバーは、2走ラロンデ・ゴードン、3走エイド・アレイン=フォート、4走ディオン・レンドレ。
  5. ^ メンバーは、2走ジェリーム・リチャーズ、3走マシェル・セデニオ英語版、4走ラロンデ・ゴードン。
  6. ^ 予選のみ出場。決勝のトリニダード・トバゴは2分58秒20で2位。

出典

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  1. ^ EVENT REPORT - Men's 4x400 Metres Relay - Final”. 国際陸上競技連盟 (2012年3月11日). 2016年2月7日閲覧。
  2. ^ London 2012 - Event Report - Men's 4x400m Final”. 国際陸上競技連盟 (2012年8月10日). 2016年2月2日閲覧。
  3. ^ 4x4 men in medal race”. Trinidad Express (2015年8月29日). 2016年2月7日閲覧。
  4. ^ 2016年世界室内選手権男子4×400mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年3月21日閲覧。
  5. ^ Athletics: Trinidad deny U.S. seventh successive 4x400 world title”. ロイター (2017年8月14日). 2017年8月14日閲覧。
  6. ^ ジャリン・ソロモン”. Sports Reference LLC. 2020年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月7日閲覧。

外部リンク

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