ジャンタル・マンタル (英語: Jantar Mantar)はインド・ムガル帝国時代の18世紀前半にジャイプル藩王国のジャイ・シング2世がインド北部の5か所に建設した大型の日時計および天体観測施設である。その内、ジャイプルにあるジャンタル・マンタルが一番大型で、世界遺産になっている。
インド・ムガル帝国時代の18世紀前半にジャイプル藩王国の君主であるジャイ・シング2世はすぐれた政治家だっただけでなく、科学者、改革者でもあった。彼は1727年に王国の首都をアンベールからジャイプルへ遷都して、そこに巨大な日時計を含む天体観測施設を建設した。 [1]
名称の由来は、ジャンタルがサンスクリット語のヤントラ(yantra)で「機器、機械」の意味で、マンタルが同じくマントラナ(mantrana)で「参考にする、計測する」、ジャンタル・マンタルで「計測する機器」の意味である。
こうしたジャンタル・マンタルは全部でか5か所に建設された。
これら5か所あったジャンタル・マンタルの内でジャイプルのものが最大で、2010年にユネスコの世界遺産(文化遺産)へ登録されている。