ジョン・クリーシー・ダガー賞

ジョン・クリーシー・ダガー賞(ジョン・クリーシー・ダガーしょう、CWA John Creasey Dagger)又はニュー・ブラッド・ダガー賞(ニュー・ブラッド・ダガーしょう、CWA New Blood Dagger)は、CWA賞の一つで、英国推理作家協会 (CWA) がその年の優れた新人作家によるミステリ小説に与える文学賞。CWAの創設者の一人であるジョン・クリーシーJohn Creasey )を記念して1973年から開始された。受賞作は過去の受賞者による投票で決定し、受賞者には1,000ポンドの賞金と装飾を施されたダガー(短剣)が贈られる。創設時から2002年までは出版社シバース・プレス (Chivers Press) が、2003年からはBBCオーディオブックスがスポンサーを務めている。

各年の結果

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1970年代

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1980年代

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  • 1980年:リザ・コディ英語版 『見習い女探偵』
  • 1981年:ジェイムズ・リー 『サバイバル・ゲーム』
  • 1982年:アンドリュー・テイラー英語版 『あぶない暗号』
  • 1983年:キャロル・クレモー 『アリアドネの糸』、エリック・ライト英語版 『神々がほほえむ夜』
  • 1984年:エリザベス・アイアンサイド 『とても私的な犯罪』
  • 1985年:ロバート・リチャードスン 『誤植聖書殺人事件』
  • 1986年:ネヴィル・スティード 『ブリキの自転車』
  • 1987年:デニス・キルコモンズ 『最後の暗殺』
  • 1988年:ジャネット・ニール英語版 『天使の一撃』
  • 1989年:アネット・ルーム 『私のはじめての事件』

1990年代

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2000年代

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受賞作 ノミネート作
2000年 ボストン・テラン 『神は銃弾』
2001年[1] スザンナ・ジョーンズ 『アースクエイク・バード』
2002年[2] ルイーズ・ウェルシュ英語版 『カッティング・ルーム』
2003年[3] ウィリアム・ランデイ英語版 『ボストン、沈黙の街』
2004年[4] マーク・ミルズ英語版 『アマガンセット 弔いの海』
2005年[5] ドゥレダ・セイ・ミッチェル英語版 "Running Hot"
2006年[6] ルイーズ・ペニー 『スリー・パインズ村の不思議な事件』
2007年[7] ギリアン・フリン 『KIZU―傷―』
2008年[8] マット・ベイノン・リース 『ベツレヘムの密告者』
2009年[9] ヨハン・テオリン 『黄昏に眠る秋』

2010年代

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受賞作 ノミネート作
2010年[10] ライアン・デイヴィッド・ヤーン英語版 『暴行』
2011年[11] S・J・ワトソン 『わたしが眠りにつく前に』
  • ダニー・ミラー "Kiss Me Quick"
  • コナー・フィッツジェラルド 『晩夏の犬 ローマ警察 警視ブルーム』
  • サム・ホークン "The Dead Women of Juarez"
2012年[12] ワイリー・キャッシュ "A Land More Kind than Home"
  • ターニャ・バーン "Heart-Shaped Bruise"
  • エワート・ハットン "Good People"
  • トム・ライト "What Dies in Summer"
2013年[13] デレク・B・ミラー英語版 『白夜の爺スナイパー』
2014年[14] レイ・セレスティン 『アックスマンのジャズ』
2015年 スミス・ヘンダーソン 『われらの独立を記念し』
  • ポール・E・ハーディスティ "The Abrupt Physics of Dying"
  • セレステ・NG英語版 "Everything I Never Told You"
  • ケイト・ハマー "The Girl in the Red Coat"
  • キャロライン・ケプネス 『YOU』
2016年 ビル・ビバリー英語版 『東の果て、夜へ』
  • ティム・ベイカー "Fever City"
  • ジャックス・ミラー "Freedom's Child"
  • ニコラス・サール 『老いたる詐欺師』
  • オテッサ・モシュフェグ英語版 『アイリーンはもういない』
2017年 クリス・ウィタカー 『消えた子供 トールオークスの秘密』
  • ガイ・ボルトン "The Pictures"
  • キャサリン・ライアン・ハワード 『遭難信号』
  • アリ・ランド 『善いミリー、悪いアニー』
  • ダニエル・コール 『人形は指をさす』
  • ジョセフ・ノックス "Sirens"
2018年 メリッサ・スクリヴナー・ラブ "Lola"
  • ウィリアム・ボイル英語版 "Gravesend"
  • ジョー・イデ 『IQ』
  • Danya Kukafka "Girl in Snow"
  • Khurrum Rahman "East of Hounslow"
  • エマ・ヴィッキ "Resurrection Bay"

出典

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外部リンク

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