この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2021年3月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
ジロ・デ・イタリア 1987はジロ・デ・イタリアとしては70回目の大会。1987年5月21日から6月13日まで、全22ステージで行われた。
第3ステージのチームタイムトライアル終了後にマリア・ローザを得たアイルランドのステファン・ロッシュは、第8ステージを除き第12ステージまでマリア・ローザを堅持していた。
しかし、第13ステージで、ロッシュが所属するカレラチームの同僚であり、前年のジロの覇者である、ロベルト・ヴィセンティーニがプロローグ以来のマリア・ローザを奪取。カレラチームとしては、この時点でロッシュにヴィセンティーニのアシスト役に回るよう指示したが、ロッシュはこれを拒否。第14ステージ以降、ロッシュはロバート・ミラーらの力を借りて単独アタックに出た。その結果、第15ステージ終了後、ヴィセンティーニからマリア・ローザを奪取。またカレラチーム側も、この時点でヴィセンティーニにロッシュへのサポートを指示した。だが、狐につままれた格好となったヴィセンティーニは、ジロ連覇への意欲を燃やし単独アタックを試みた。しかし、そのアタックは失敗に終わり、結局途中棄権せざるを得なくなった。 ロッシュは以後もマリア・ローザを守りきって総合優勝を果たす。
ロッシュはその後、ツール・ド・フランス、世界自転車選手権を制し、1974年のエディ・メルクス以来のトリプルクラウンを達成した。
選手名 | 国籍 | 時間 | |
---|---|---|---|
1 | ステファン・ロッシュ | アイルランド | 105時間39分42秒 |
2 | ロバート・ミラー | イギリス | +3分40秒 |
3 | エリック・ブロイキンク | オランダ | +4分17秒 |
4 | マリノ・レハレタ | スペイン | +5分11秒 |
5 | フラヴィオ・ジュッポーニ | イタリア | +7分42秒 |
6 | マルコ・ジョヴァンネッティ | イタリア | +11分05秒 |
7 | フィル・アンダーソン | オーストラリア | +13分36秒 |
8 | ペーター・ウィネン | オランダ | +13分56秒 |
9 | ヨハン・ファン・デル・フェルデ | オランダ | +13分57秒 |
10 | スティーブ・バウアー | カナダ | +14分41秒 |
選手名 | 国籍 | 首位区間 |
---|---|---|
ロベルト・ヴィセンティーニ | イタリア | プロローグ、第13-第14 |
エリック・ブロイキンク | オランダ | 第1-第2 |
ステファン・ロッシュ | アイルランド | 第3-第7、第9-第12、第15-最終 |
エドゥアルド・ロッキ | イタリア | 第8 |
第70回 ジロ・デ・イタリア 1987 | |
全行程 | 22区間、3911km |
総合優勝 | ステファン・ロッシュ 105時間39分42秒 |
2位 | ロバート・ミラー +3分40秒 |
3位 | エリック・ブロイキンク +4分17秒 |
ポイント賞 | ヨハン・ファン・デル・フェルデ 175ポイント |
2位 | パオロ・ロソーラ 171ポイント |
3位 | ステファン・ロッシュ 153ポイント |
山岳賞 | ロバート・ミラー 97ポイント |
2位 | ジャンクロード・バゴ 53ポイント |
3位 | ヨハン・ファンデルフェルデ 32ポイント |