![]() |
スカイフィッシュ(英: Sky Fish)とは、長い棒状の身体を持ち、空中を高速(280km/h以上)で移動する、とされている未確認動物(UMA)。欧米では、その棒状の形態からフライング・ロッド (Flying Rods) あるいは単にロッド (Rod) と呼ばれることが多い[1]。
1995年、ビデオ編集者のホセ・エスカミーラ (Jose Escamilla) が、仕事中にビデオ映像をコマ送りすることによって発見した。ビデオカメラや写真には写るが、実際に捕獲された報告が無いことから話題となり、日本を含め各地で同様の事例が報告された。
近年の検証により、スカイフィッシュは実在せず、モーションブラー現象による誤認であったことが判明した。そして、スカイフィッシュの正体はハエなどの昆虫であると判明した。
意図せずにモーションブラーが発生すると、カメラの眼前に飛んでいるハエなどの昆虫が入り込んだ場合、残像のように映る。これが、あたかも高速で飛び回る棒状の生物が映ったかのように見える。この残像が高速で飛び回る棒状の生物であるかのように映ったものが、スカイフィッシュである。このため、スカイフィッシュは映像に映るだけの存在で、肉眼で発見することや実物を捕獲することができない[3]。