スタートレック ショートトレック(Star Trek: Short Treks)はParamount+(旧名CBS All Access)によるアメリカのSFドラマシリーズ『スタートレック』の短編アンソロジー・シリーズである。
シーズン1は、12年ぶりに復活した『スタートレック』シリーズである『スタートレック:ディスカバリー』のシーズン1とシーズン2の間に4話の15分から18分の短編がCBS All Access(現・Paramount+)により配信され[1]、アメリカとカナダ以外では『スタートレック:ディスカバリー』と同じくNetflixにより配信されたのちに配信停止となった。日本では、さらに2020年1月にスーパー!ドラマTVで放送されている。4話はすべて『スタートレック:ディスカバリー』関連である。
シーズン2は『スタートレック:ディスカバリー』のシーズン2と『スタートレック:ピカード』のシーズン1の間にアニメーションエピソード2話を含む6話が配信され、いずれかに関連するエピソードと関連性の希薄なエピソードの混在となっている。日本では、ピカード関連の『火星の子ら』はホームメディアで公開されているが、シーズン2の残り5話は2024年6月17日現在で未公開である。
2023年から『スタートレック:ベリーショートトレック』が公式サイトとYouTubeで配信している。
通算 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 | |
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1 | "逃亡者" "Runaway" | Maja Vrvilo | Jenny Lumet & アレックス・カーツマン | 2018年10月4日 | |
惑星連邦の船内で、ティリーは怪我をした密航者のザヒアン人の少女のポー(ミハニイカハリカポー)に出会う。ポーはダイリチウムの合成器を発明した天才技術者であり、女王としての戴冠式を翌日に控える。ティリーはポーを送り出す。 | |||||
2 | "宇宙の恋人" "Calypso" | Olatunde Osunsanmi | Sean Cochran &マイケル・シェイボン | 2018年11月8日 | |
1000年後、無人のまま特定座標に留まるよう命令されたディスカバリーのコンピューターは自意識を持つようになり、自分をゾーラ(アナベル・ウォーリス)と呼ぶ。ゾーラは救命ポッドを回収してクラフトという男性を救助して治療し、親しくなる。やがてゾーラはクラフト(オルディス・ホッジ)をシャトルに乗せて母星に帰す。 | |||||
3 | "希望の輝き" "The Brightest Star" | Douglas Aarniokoski | Bo Yeon Kim & Erika Lippoldt | 2018年12月6日 | |
若き日のサルーが描かれる。遅れた被捕食種族ケルピアン人のサルー(ダグ・ジョーンズ)は外の世界に憧れ、ワープ技術を持つバウル人の通信機を盗んで信号を送る。これに応えてフィリッパ・ジョージャウ(ミシェル・ヨー)が訪れ宇宙への旅に誘うが、二度と戻れるかどうかは保証しない。 | |||||
4 | "華麗なる脱出" "The Escape Artist" | レイン・ウィルソン | Michael McMahan | 2019年1月3日 | |
詐欺師でお尋ね者のハリー・マッド(レイン・ウィルソン)は賞金稼ぎに捕らえられ、惑星連邦に引き渡されそうになる。だが、連邦船にはマッドの外見を持つ大量のアンドロイドが引き渡されている。本物のマッドは自分の姿のアンドロイドを製作し、賞金稼ぎに販売していたことがわかる。 |
通算 話数 | シーズン 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 [2] | |
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5 | 1 | "Q&A" | マーク・ペリントン | マイケル・シェイボン | 2019年10月5日 | |
『スタートレック:ディスカバリー』関連 | ||||||
6 | 2 | "The Trouble with Edward" | Daniel Gray Longino | Graham Wagner | 2019年10月10日 | |
『スタートレック:ディスカバリー』関連 | ||||||
7 | 3 | "Ask Not" | Sanji Senaka | Kalinda Vazquez | 2019年11月14日 | |
『スタートレック:ディスカバリー』関連 | ||||||
8 | 4 | "Ephraim and Dot" | マイケル・ジアッチーノ | Chris Silvestri & Anthony Maranville | 2019年12月12日 | |
アニメーション | ||||||
9 | 5 | "The Girl Who Made the Stars" | Olatunde Osunsanmi | Brandon Schultz | 2019年12月12日 | |
アニメーション | ||||||
10 | 6 | "火星の子ら" "Children of Mars" | マーク・ペリントン | Kirsten Beyer & Jenny Lumet & アレックス・カーツマン | 2020年1月9日 | |
『スタートレック:ピカード』関連。地球の学校に通う二人の少女はともに親が火星で働くが、仲が悪く諍いが絶えない。だが火星が人工生命に襲撃されてニュースにはピカード提督の姿が現れ、二人は手を取り合う。 |
シーズン1のうち2話 - 『逃亡者』(Runaway)と『希望の輝き』(The Brightest Star)は『スタートレック:ディスカバリー』のアメリカで発売されたシーズン2のBlu-ray およびDVDに含まれ、日本でもBlu-rayには含まれている。
シーズン1の全4話、およびシーズン2のうち『スタートレック:ピカード』関連のエピソードである『火星の子ら』を除く5話を含む全9話からなるDVDおよびBlu-ray "Star Trek: Short Treks"が2020年6月2日にリージョン1およびリージョンフリーで発売されている[3]。
シーズン2の『火星の子ら』は2020年10月6日にリージョン 1で、2021年3月3日に日本を含むリージョン 2で発売されたDVD およびBlu-Rayの『スタートレック:ピカード』シーズン1に収録されている。シーズン2の残りの5話は日本語化されていない。